前回では、実際にもライバルの2つの法務法人について紹介したが、法務法人の名前にも意味がある。 そしてウ・ヨンウが好きなクジラの意味まで話してみるね!
韓国で人気爆発!! 売り切れ中という様々なクジラの小物の購入リンクも探してみたよ~!今回も若干のネタバレがあるので “ネタバレ注意表示” を参考にしてね!
ウヨンウが好きなクジラの話 なぜあえてクジラなのか?
予告映像と本編のオープニング映像、小道具とCGまで、ドラマのあちこちで絶えず登場するクジラたち。
マッコウクジラ、オオハクジラ、シャチ、スリムで細長いミナミイルカまで多様な種類のクジラが登場する。
ここまでくると本当に水族館レベル(笑) クジラがいないと物を見ながらクジラを連想するウ・ヨンウ(笑)
主人公ウ・ヨンウが好きな “クジラ”。
なぜヨンウはクジラが好きで、“なぜあえてクジラなのか?”
クジラは地球に存在する最大の哺乳類で、海で最も広い移動範囲を誇る。
そしてクジラは大きな魚のようだが、水中に住む唯一の哺乳類で卵を産まず、人のように赤ちゃんを産み、魚類とは姿が似ているだけで、呼吸方法から魚類とは違う。
そのため、クジラは海中最大の存在でありながらも、いざ水中では息ができないため、水上に上がって呼吸しなければならない海ではどこか不完全な存在だ。
それで息をするために水面上に上がって水を噴き出し、人々に気の毒な死を与えることもある。
このようにクジラは海では不完全な存在で危険な成長過程が必要なので、ウ·ヨンウ自身と変わらないと思っているようだ。
海中の特別な”少数“
ウ·ヨンウにとってクジラは自分自身を象徴する意味であり、障がいを持った自分が “他人と違う” ことを認知しているのだ。
哺乳類だけど魚のように見えるクジラと、自閉ペステクトラム症がある自分を一致させている。
ヨンウもまた、今では父親のもとを離れて社会に出て、どこか不完全にならざるを得ない現実だからだ。
「私と被告人の自閉が何が違うのか人々は分かりません」というウ・ヨンウのセリフのように
、人はクジラの種類に関係なくクジラとだけ呼ぶように、自閉スペクトラム症の種類と症状を区分しない。
クジラは超音波を利用して彼らだけの特別な意思疎通をするが、ウ·ヨンウは父親と父娘だけの意思疎通の方法で育ってきた。またクジラは高い知能を持つ哺乳類動物で、天才性を持つウヨンとも似ている。
刺激に敏感なウ·ヨンウは、心が不安な時、ヘッドセットでクジラの鳴き声を聞きながら安定感を取り戻す。母親の声を懐かしむウ·ヨンウ内面の心理ではないだろうか。
2話で「オオクジラが赤ちゃんを産む場面は見た人がまだ誰もいないし、海が大きくてクジラの秘密を固く守ってくれること」というセリフはそのような懐かしさの表現だと思う。
オオクジラ=母と子クジラ=ウ·ヨンウ
自分も確かに世の中に出てきたのに、母親の存在はヨンウの人生になかったから、自分をクジラに擬人化して頼りにしているようだ。
ヨンウにとって母親は未知の領域、深海の中にいる存在と同じで、ドラマでもウ·ヨンウの母親がウ·ヨンウを産む場面を見た人がまだ誰もいないという話と一致して…。
クジラの母性愛についての説明をしながら「私がクジラだったら、母親も私を捨てなかっただろうか」というセリフは本当に胸が痛いセリフだった。
済州島に行くと“サンパル”、“チュンサム”、“ボクスニ”(イルカの名前)が赤ちゃんイルカたちと一緒に泳ぐ姿をよく見られるという台詞のように、ウ・ヨンウは自分をクジラの人生に投影していて、母親の存在を懐かしがっているが、そのうちイルカ “ボクスニ”はウ・ヨンウに似ている。
不法捕獲されイルカショーをしていたイルカの中で、ボクスンは無理やりイルカショーに適応した他のイルカと違って、うつ病になってしまい何もできなかったイルカだ。
特に先天的にくちばしが曲がっている障害を持つボクスンは、他のイルカたちが再び海に帰った時も自然放出が不可能だという判断で、最後まで水族館に留まらなければならなかった。
ボクスンのために2013年、韓国では最初の “イルカ還収裁判” が開かれたりもした。 動物園のイルカを国が還収し解放する裁判だった。
ーー※注意 ドラマのネタバレに繋がる写真ありーー
ーー※注意 ドラマのネタバレに繋がる写真終わりーー
ボクスンも自然放出させてほしいという環境団体の運動で、2014年に奇跡的に放出されたボクスンは、2018年に済州沖で元気に赤ちゃんを産んで一緒に移動する “ボクスン家族” が目撃され、人々に喜びを抱かせた。
やっと成し遂げたボクスンの幸せのように、ヨンウの人生も輝かしいハッピーエンドとして期待できるのではないだろうか。
クジラを受け入れてくれる海 “ハンパダ”
このようなウ·ヨンウの守護神のようについてくるクジラと一緒に出勤すると、駅三駅にあるのが “ハンバダ” (大きくて広い海の意味)
他の人たちと違うからといって、就職に失敗中のクジラ・ウ·ヨンウを、受け入れて抱いてくれる “広い海” がまさに法務法人“ハンバダ” なのだ。
ウヨンウは陸地に出てきたクジラで、陸地に住む “ハンバダ” の人々は、各自の方式でウヨンウを受け入れる。
チョン·ミョンソクは障がいに対する自分の先入観や失言を早く謝罪し、ウ·ヨンウの独特な能力について認め始め、チェ·スヨンは学生時代から自分のやり方で助け、ウ·ヨンウを保護している。
クォン·ミヌは何の偏見もなくウ·ヨンウをライバルと考え、イ·ジュノは回転ドアを通る方法のようにウ·ヨンウの視線に合わせて社会に対応する新しい方法を教えたりもする。
私たちの社会が障がいに対する様々な形態を見せることで、合っている、間違っている、などの方向性を指定するよりは、色んな考えが出来るようにこのドラマはとても慎重に語っている。
また、これまでは漠然と “自閉症” とだけ知られていたが、“自閉スペクトラム症” という診断名をあえて使う理由も同じだろう。
多様性を象徴する “スペクトラム(spectrum)” 。
自閉症にも当然様々な症状と種類があるはずなのに、すべての自閉を漠然と1つにまとめて考えてきたので、チョン·ミョンソクのような偏見が私たちにもあったのだろう。
自閉はこうなるだろうという固定観念というか。
これは私たちが自閉の人に会う機会があまりないためだが、社会で自閉スペクトラム症に頻繁に向き合えないということ自体が結局、私たちの社会が彼らとどれほど断絶されているのかを示しているようだ。
数年前のある障がい者団体の “移動権保障デモ” の時のニュースのコメント1つが思い出される。
韓国人だからといって障がいの割合が少ないわけではないが、アメリカのような国では多く見られる障がい者の姿が韓国では見られない理由は“外に出ることができなくて”、“まともに移動できない環境だから”。 私たちの目に見えないだけでその比率はどの国も同じだ。
障がい者団体の “移動権保障デモ” の時のニュースのコメント
「あ~確かに!」って思った。 彼らだけの学校や施設に集めておくのではなく、その人たち皆が自然に社会と共にしてこそ正常だという考え。
世の中にどれだけ多くの種類のクジラがいるのか私たちは知らない。 でもウ・ヨンウはたくさん知ってる。
ウ・ヨンウがクジラについてよく知っているのは、単純に暗記力が優れているからではなく、クジラに対する愛情と関心を持っているから可能なことであるように、私たちも関心を持たなければならないと言っているドラマなのだ。
数多くのクジラを1つの集団にまとめて判断するには、その種類と数があまりにも多様だが、人間はどうだろうか。
障がいを持った人は当然、支払能力がないと思うタクシー運転手と障がいを持った人と一緒にいるということは奉仕活動中だろうと判断するイ·ジュノの女子後輩のように、私たちは偏見と固定観念の中で生きているかもしれない。
今日、蔚山沖で私が見たクジラが、昨日見たクジラと違うかも知れないし、明日出会うクジラも今日見たクジラとは違うかもしれないが、ただ障がいを持っているという理由で1つに縛るには彼らはあまりにも多様だ。
海に住むクジラが “泰山(テサン)” という大きな山が塞いでいる陸地に出て生きるためには、適応する過程を待ってくれて一緒に歩んでくれる存在が必要だが、
今この文を読んでいるあなたが、クジラと一緒にワルツを踊る人になるのはどうだろうか?
おまけ★ドラマに登場するクジラのグッズを購入する
『ウ・ヨンウ』の人気を反映するように、ドラマの小道具やファッションも大騷ぎだよ~ 特に色んなクジラの小物が大人気で、もうほとんど品切れだそうだ。品切れとか購入しにくくても、見る楽しさがあるから集めてみたよ!
ウ・ヨンウ クロスバッグ
まず一番ホットなアイテムは上の写真で表現されるウ・ヨンウのクロスバック(笑)
ウ·ヨンウが毎日持ち歩いている茶色のクロスバックは「セミコード」というブランドのもの。14インチのノート型パソコンの収納が可能なほど十分な大きさのこのカバンは、ウ·ヨンウがどのコーデにでも合うようなフォーマルなデザイン。
品切れ状態のため予約注文のみ可能だが、現在7月10日に受付締め切りとなった3次予約配送は9月12日発送予定であるほど注文が殺到。
クジラの時計
そしてオープニング映像に登場する原木で製作されたクジラの時計。
この製品は日本の「KICORI」というメーカーの製作商品で、現在は品切れ状態で公式ホームページでは「次回の予約は9月末に予定されている」とあり、配送までは2週間かかるそうだ。
時計の下段には希望するメッセージや日付などを書いた銘板を取り付けることもできるというが、2色の木を削って付けた手作り時計の価格は2万5300円。 韓国では40万ウォン前後で予約販売中。
しっぽが泳ぐのがすごく可愛いけど、価格は全然可愛くなくてびっくりしたよ。
クジラのキーリング
ドラマのオープニングにも出てきて、ウ·ヨンウがカバンにつけているクジラのキーリングはドイツの「トロイカ」社の製品で3万ウォン前後で販売。 時計と同じく購入不可能な状態。
予約件数が上がるほど価格が上がっている! (笑)
クジラのスリッパ
クジラの形をした可愛いもこもこスリッパは現在購入は可能だが、残念ながら23.5㎝サイズ以下のSサイズのみ購入できる。
製品の問い合わせで “男性用サイズはありませんか?” という質問が最も面白かった(笑)
ウ・ヨンウが一緒に寝ているクジラのぬいぐるみ
ウ·ヨンウのベッドにある大きな人形は自閉スペクトラム症に役立つ道具だそうだ。
寝ていてどこかにぶつからないように予防もしてくれて、体を包む役割をして心理的安定にも役立つため、単純に人形を置いたのではなく、かなりディテールな小物だったという。
もちろん、やはり品切れの連続だが、それさえもシャチは購入できる状態だ(笑)
クジラのステンドグラスモービル
オープニング映像で暖かい日差しの感じをよく生かしたクジラのモービル。
主に個人製作者(作家)たちの作品を販売するアイデアズというところで販売中だ。
手作業なので製品ごとに若干の差はあり得るそうだ。
参考までに放送協賛ではなく一般購買だったが、作家は “クジラが大好きな方へ” と思っていたが、その人がまさかの “ウ・ヨンウ” だったので驚いたと個人SNSに文章を残している。
夢見るクジラ植木鉢
棚に置かれた大きな鯨の植木鉢とミニ鯨の植木鉢は、同じ作家の作品を購入したものと見られる。
退屈だったので見物してみたが、色もいろいろ選べるし、面白かったのは目と鼻、口を描くかどうか選択もできて何か可愛かった。
シャチの小物入れ
原木クジラ時計の右側に置いてあるつるつるしたシャチの小物入れ。 現在も購入可能!
100%リサイクルペットボトルで作った製品だそう。クジラたちを心配して環境を考えるウヨンウなら購入しそうな製品だ。
クジラの刺繍セット
オープニング映像の刺繍は色だけ変えたようだ。現在購入可能で一番安い製品!
クジラの足ふきマット
この小物は個人的にきれいなのはよく分からないが、値段が安いせいかこれもやはり品切れ。
ウ・ヨンウのヘッドセット
ウ·ヨンウがつけているヘッドホンは、ゼンハイザーブランドのノイズキャンセリング無線ヘッドホン。
このヘッドホンは2019年11月に発売され、発売価格は44万9000ウォン。
真似するには高すぎる小物もあるし、安い価格帯の小物もあるけど、一番簡単なのはのり巻きだよね? (笑)
それでも地上波放送局のドラマだったら、愛着カバンの設定なしに毎日協賛してもらった高価なブランドバックを変えながらPPL(ドラマの中の広告)をしたことを考えると、『ウ·ヨンウ』の製作陣は小道具にも気を使ったと思う。
この他にも今年の夏にはクジラのタトゥーも流行っているそうだから『ウ・ヨンウ』は本当に人気なんだね!
今日の記事はここで終わらせて次の記事で会おう!みんなお疲れ様!
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