ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』③登場人物と出演俳優紹介【女性編】トン・グラミの名前の由来？

トン･グラミの名前はなぜトン･グラミなのか？

ウ·ヨンウの学生時代の唯一、一番親しい友人であり、精神的な柱である “トン･グラミ”（俳優チュ·ヒョンヨン）。

“トングラミ(동그라미)” は韓国語で円形を表す単語だ。三角、四角、そして丸。

[姓]トン(동)＋[名前]グラミ(그라미)という設定だが、姓も名前もとても珍しい名前だ。

私が今まで生きていて唯一知っているトン氏は、歌手BigBangのテヤンの本名、トン·ヨンベ。今検索してみたら韓国に6,000人しかいない、すごく珍しい名字だ。

ドラマの作家は、姓だけでは足りなかったのか、名前までとてもユニークな名前に設定したのだ。

小学生のあだ名みたいな”トン+グラミ” が名前だなんて(笑)

自閉スペクトラム症のウ·ヨンウを、唯一先入観なしに接する友人、ウ·ヨンウも唯一自分を抱くことを許す相手、グラミ。

それほどこの世には自閉スペクトラム症にまともに接する人がいないことを知らせたかったからか、グラミの姓と名前の両方が本当に珍しく面白い名前だ。

だから韓国でもグラミの名前についてあらゆる推測が飛び交った。

その中で一番もっともらしい “意味づけ” を紹介しようと思う。

あるネチズンがインターネットに載せた文で記事化もされた文を紹介してみる。

自閉スペクトラム症を持った方々は、幼い頃に特に丸い物に執着するという。ふたや車輪状の物に。なぜなら丸は角がなく丸いので、角のある物のように強迫症に悩まされずに心が安定するという。

また、自閉スペクトラム症の主な特性が興奮すると、その場でぐるぐる回る行動をするが、もしこの特性を知って作家が意図して自閉スペクトラム症を持っているヨンウのかけがえのない友達の名前をグラミ(丸)としたのなら、作家の方はものすごく勉強されたようだ。

探してみると、実際に自閉スペクトラムを持っている人たちは、他の人たちがあまり関心を持たずに済ませそうな特定の物や図形に大きく執着する場合があり、特にその中でも特に丸に高い好奇心を見せるが、子どもがボールプールのボールや円を描くことがあまりにも好きなら自閉スペクトラム症を疑ってみることができるとも言うそうだ。

ーーー　※注意※　ここからはしばらくネタバレを含みます　ーーー

特にウ·ヨンウとグラミの縁を紹介した４話でも、これと関連した場面が放送された。

いじめられていたウ·ヨンウは自身を救ってくれたグラミに「あなたといれば私が安全だ」という台詞を残したが、これが解釈の余地がある台詞だったのだ。

グラミに感謝の気持ちを伝えるメッセージにもなるが、グラミ(丸)という単語自体と友人グラミの両方に向けた重義的な意味で見られるという推測が多かった。

ーーー　※注意※　ネタバレはここまで　ーーー

ウ·ヨンウの一番気楽な唯一の友達グラミ…

ウ·ヨンウ、イ·ジュンホ、チェ·スヨン、クォン·ミヌ、チョン·ミョンソク、テ·スミ、ハン·ソンヨン、そしてグラミ。特にグラミの名前だけが独特だったから、皆はこんな推測や想像をしたのだ。

特に、このドラマの作家であるムン·ジウォン作家の前作である映画『無垢なる証人』(2019)に、自閉スペクトラムの女子学生が登場するため、この作家に対し、“自閉” 専門家という信頼まであったのだ。

『ウ·ヨンウ弁護士は天才肌』のドラマ自体があまりにも話題になったので、このことに関してムン·ジウォン作家が直接インタビューでこう語った。

グラミというキャラクターは、ウ·ヨンウの一番親しい友人であり精神的な支えであり、ヨンウよりもっと変な友人だと思って、一度聞くと忘れられない個性あふれる名前を付けるために会議をして選んだ名前だ。

ムン・ジウォン作家のインタビューより

グラミの名前の意味の予想があっけなく終わってしまったが、さらに驚いたニュースは “トン･グラミ” という名前が、韓国に実在するということ！なんと23人も！

トン氏が6,000人しかいないと話したが、その中で23人が “トン+グラミ” という名前を持っているそうだ。思ったよりすごく多い数字。

もっと驚いたのは、私たちの主人公 “ウ·ヨンウ” という名前は、意外と36人しかいないということ。

トン氏に比べるとウ氏はずっと多くて名前もありふれた名前だと思ったが、本当に予想外に少ない数字だった。韓国人はみんなこのような反応だ。

このようにトン･グラミの名前の意味を探すために、色んな記事を検索しながら感じたのは、当たり前だが、結局重要なのは名前ではなくその人の心ではないかということ。

ドラマの中の４話の状況で、グラミは彼女が別の名前だったとしてもウ·ヨンウを助けたはずだから。ウ·ヨンウもその本心を知っているので、グラミが体をタッチすることを許しているだろうし。

だからなのか、私は２人がハグしている姿が本当に暖かく感じられて好きな場面の１つ。

主要な登場人物(女性編)と相関図

主要人物の紹介に先立ち、『ウ·ヨンウ』の撮影現場の雰囲気を伝えると、ドラマが大ヒットしたせいか、いつも明るい雰囲気で撮影が行われたそうだ。

その記事のコメントの中で一番いいね多かったコメントの１つ、

デビュー20年が過ぎた元老俳優で芸能界の大先輩であるパク·ウンビンが渾身の自閉スペクトラム症の演技をしているのに不満を語る人がいない(笑)

パク･ウンビン(ウ･ヨンウ役)	1996年デビュー
カン･テオ(イ･ジュノ役)	2013年デビュー
カン･ギヨン(チョン･ミョンシク役)	2009年デビュー
チョン･ベス(ウ･グァンホ役)	2004年デビュー
ペク･ジウォン(ハン･ソンヨン役)	1996年デビュー
ジン･ギョン(テ･スミ役)	1998年デビュー
チュ･ヒョンヨン(トン･グラミ役)	2019年デビュー
ハ･ユンギョン(チェ･スヨン役)	2014年デビュー
チュ･ジョンヒョク(クォン･ミヌ役)	2015年デビュー
イム･ソンジェ(キム･ミンシク役)	2017年デビュー

ウ･ヨンウ（パク･ウンビン）

私の名前は“英祐(ヨンウ)”と書きます。意味は “花のように美しい福の子”。でも賢く愚かな“怜愚(ヨンウ)”のほうが私に合うのでは？読んだ本は全部覚えているけど回転ドアも通れないウ･ヨンウ。賢く愚かなウ･ヨンウ。

ドラマ『ウ･ヨンウ弁護士は天才肌』中　ウ･ヨンウのセリフより

パク·ウンビンが演じるウ·ヨンウは自閉スペクトラム症を持つ天才新入弁護士だ。

一度見たことは絶対に忘れない記憶力の持ち主でロースクールを首席で卒業した彼女は名門弁護士法人 “ハンバダ” のインターン弁護士になるが、社会性が不足して感情表現が下手だ。

突拍子もなく率直なウ·ヨンウの姿はしばしば人々を驚かせるが、一般人の固定観念を新しくするきっかけになることもある。

普通の人々に当たり前に思われる多くのことが、自閉スペクトラム症の彼女には馴染みがなく難しい。

時々他の弁護士たちと競争に置かれたり、経験したことのない事件のせいで戸惑ったりもするが、自分だけのやり方で限界を克服していくたくましい人物だ。

トン･グラミ（チュ･ヒョンヨン）

ウ·ヨンウの友人であり、社会生活の師匠として、さっぱりとしていて突拍子もないが、いじめられたヨンウを助け、ヨンウの唯一の友人になってくれる暖かいキャラクターで、ウ·ヨンウを障がいと関係なく相手にするほぼ唯一の人。

俳優チュ·ヒョンヨンは幼い頃からアイドルとピアニストを夢見て芸能と芸能分野に関心が高かったが、演技者に夢を変え、2019年短編映画でデビューした。しかし、チュ·ヒョンヨンという名前を知らせるようになったのは俳優ではないお笑いタレント？として一気にスターになってからだ。

2021年９月に始まった成人芸能『SNLコリアリブートシーズン1』にレギュラー陣として出演したチュ·ヒョンヨンは初回から “チュ記者” という大ヒットキャラクターに出会い、最初の映像は公開10日で再生数が400万を突破するほどだった。現在、再生数は760万。

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앵커님, 제가 질문 하나 드려도 되겠습니까?
アンカーさん、私が質問を一つしてもいいですか？

という質問とともに新社会人インターン記者を表現する演技がとてもリアルで、しばらくの間各種コミュニティで話題になった。

大学生が発表したり、就活生が面接を受ける時、あるいは会社の新人が初めてプレゼンテーションをする時の生半可な姿を、鳥肌が立つほどよく演じているという評価を受け、ものすごい絶賛だった。

SNLコリアリブートシーズン１を成功裏に終えた後、ウェブドラマとCMに出演し、自分の本業に充実してきたが、今回のドラマ『ウ·ヨンウ』ではかなり良い演技力で好評を得ているところだ。

チェ･スヨン（ハ･ユンギョン）

ウ·ヨンウのロースクール同期で法律事務所の同僚で部長判事の娘。

ウ·ヨンウの周りの全ての人物がとても良いが、個人的にはチェ·スヨンにしきりに視線が引かれるのは “率直さ” というか？私の周りに本当にいるような現実的なキャラクターみたいで。

単位が本当に重要だというロースクールで、自分が損をすることになるという事実を知りながらも、競争者であるウ·ヨンウを助けたり、法律事務所でも変わらずに面倒を見て、配慮してくれる姿も描かれている。

しかし、会社でも恋愛においても自分のライバルであることを知っているため、葛藤してためらう場面もあり、いたたまれない。

チェ·スヨンもまた20代の大学時代を過ぎたばかりの新社会人だと思うが、自分の欲求と善良な行為の前でしきりにためらうようになるその心情が理解できるので視線が行く役割だ。

自分の感情と欲求に “率直になれない率直さ”。

しかし、社会的弱者を気遣って配慮しなければならないという認識が強すぎるせいか、トン･グラミとは違ってウ·ヨンウを同等な人格とは見られないようだ。

イ･ジュノが回転ドアを利用する方法を教えてくれるのとは違って、チェ·スヨンは回転ドアを直接握るスタイルでウ·ヨンウを保護しなければならない対象としてだけ眺めている点が少し残念だ。

チェ·スヨン役の俳優ハ·ユンギョンは、韓国俳優たちのソウル大学と呼ばれる 韓芸総(ハン·イェジョン：韓国芸術総合学校) の演技科出身で2015年の演劇『ロクサーヌのためのバラード』でデビューした。

主に演劇と独立映画を行き来しながらフィルモグラフィーを築いてきたが、ドラマ『賢い医師生活』のホ·ソンビン役として大衆に広く知られるようになった。

デビュー前、演技の塾で１位だった時代の実技評価映像が公開されたが、すでに高校生時代から繊細な演技が印象的だという評価が多いほど演技はかなり安定的な方だ。

『ウ·ヨンウ』の放映前はインスタのフォロワー数が2,000人台だったが、現在約39万人でフォロワー数が急増中の最近人気俳優だ。すでに次期作も出演が決まっているほど、今後が期待される俳優の１人。

ハン･ソンヨン（ペク･ジウォン）

ハン·ソンヨンは法務法人ハンバダの代表弁護士。 法務法人業界最高の”テサン”を崩し、ハンバダを1位の法務法人に浮上させようとする人物。

ウ·ヨンウの父親とはソウル大学法学部の先輩後輩の間柄で、障がいによって就職できずにいたウ·ヨンウを自分の法律事務所に採用。

テサンとテサンの代表であるテ･スミを倒し、ハンバダを1位の法律事務所にするということは単なる事業計画ではなく、人生の目標に見える。

慶熙大学校時代、大学演劇部活動を通じて演技を学び、1996年演劇『出稼ぎの父が癌にかかりましたね(떠벌이 우리 아버지 암에 걸리셨네)』でデビュー。

映画とドラマで脇役と助演として活躍し、2019年SBSドラマ『熱血司祭(열혈사제)』で元タチャであるシスターのキム·インギョン役で印象的な演技を披露した後、今回のドラマ『ウ·ヨンウ』で比重のある役柄として出演。

テ･スミ（チン・ギョン）

法律事務所業界1位の法務法人テサンの代表弁護士だったが、現在は代表職を辞任した後、パートナー弁護士として働いている。

父から受け継いだとはいえ、業界トップの座を維持し続けたことからすると、能力も非常に優れていると言える。 法務部長官候補者に指名されるほどだ。

本格的な政界入門を準備しており、富、名誉、家柄、美貌、実力まで備えた完璧な弁護士。

韓国外国語大学に入学したが、４日で退学して浪人して東国大学校演劇映画学科に入ったが、再び退学して韓国芸術総合学校に入った特異な学歴の持ち主。

1998年演劇『御史パク·ムンス』でデビューして以来、主に演劇舞台で活動してきたが、2000年映画『オー！スジョン』で映画界デビュー後、テレビドラマにも出演してきたが、2012年ドラマ『棚ぼたのあなた』でミン·ジヨン役で確実に印象を与え、2013年映画『監視者たち』で第50回百想芸術大賞助演女優賞を受賞し、大きく注目を集め始める。

演劇舞台で約10年間活動しながら積み重ねてきた経験を通じて、冷徹なカリスマも鋭い冷たさも、さらにコミックもうまくこなしているという評価だ。

どんな役を演じても自然に染み込むことができる俳優で、平凡な庶民から教師、看護師、会社代表など多様な職業群の演技は他の追従を許さないほど自然だという。

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