『ペーパーハウスコリア』を全部見られないほど時間がなかったのに、その間に大ヒットドラマが現れた! Netflixドラマ『ウ·ヨンウ弁護士は天才肌』!韓国で口コミだけで興行を続けているとってもホットなドラマなので、早めにレビューをしようかと思うよ。どこから読んでもウ·ヨンウの世界へ出発~! (笑)
前から読んでも逆から読んでもウ·ヨンウ
ウ·ヨンウの世界に入るには、まず、これからマネしてみないといけないよね?
みんなで一緒に映像を観て真似してみよう(笑)
기러기~ 토마토~ 스위스~ 인도인~ 별똥별~
Netflixドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』より
똑바로 읽어도~ 거꾸로 읽어도~ 우영우~~
直訳:鴈(ガン)、トマト、スイス、インド人、流れ星
前から読んでも逆から読んでもウ・ヨンウ~
(日本語版字幕:キツツキ、トマト、子猫、南 どこから読んでもウ・ヨンウ)
声だけでなく、映像までも可愛らしさが溢れる予告映像。
私たちはこれからよく真似することになるから、前もって練習しておこう(笑)
もうすでに視聴した人たちは分かると思うが、ウ·ヨンウが自己紹介する時に使うこの挨拶なしにはこのドラマを語れない。
ドラマ全体をうまく表現している象徴であり、主人公のウ·ヨンウのアイデンティティと同じだから。
“キツツキ…トマト…ウヨンウ~”
韓国での人気もいきなりだったが、海外の反応も尋常じゃないって言うから、私は翻訳から探してみた。「これはどう翻訳したんだろう?」とすごく気になって…
このカテゴリーの最初の記事が映画『パラサイト 半地下の家族』だった理由を、当ブログiumの訪問者の方はよくご存じだと思う。
“ 翻訳と字幕の重要性 ”
逆に読んでも読みが同じ単語、数字、文章などは「回文」と言うが、英語翻訳ではどう表現したのか気になったのだ。
探してみたら幸いにも? 英語にも回文単語があってNetflixの場合、ウ·ヨンウの自己紹介の文章中の3音節回文単語を “Kayak”、“deed”、“rotator”、“noon”、“racecar”などと表現していた。
「お~それなりに気を遣ったね?」と思ったけど、Netflixの翻訳家もウ·ヨンウが最後に控えめに付け加える “駅三駅(ヨクサムヨク)” まではアイデアを見つけられなかったようだ。
駅三駅はただの “YeoksamStation(駅三駅)”だった。
日本語字幕では “キツツキ”、“トマト”、“子猫”、“南” と表現されているが、それでも英語よりは似たような感じの単語がちょっとある。
それでも日本語は駅三駅は成功ㅠㅠ♥
英語で駅三駅までは無理だったかな…個人的には駅三駅~と言う部分が突拍子もなくいつも爆笑するので翻訳家の苦悩と努力が感じられるが、若干の物足りなさが残った(笑)
当然、簡単ではなかったと思うけど、英会話の単語の感じも少し硬い感じというか? 少し差があると思う。
ウ・ヨンウの自己紹介の言葉のハングルの単語は、みんなどこかちょっと可愛くてドラマとよく合うと思う。突拍子もない駅三駅まで…(笑)
このドラマが好きな理由は予告映像だけでなく、ドラマオープニング映像やウ·ヨンウの友達?大きい鯨のCGまで、かなり念入りに作っているからだ。
使用されているフォントから色味、小物一つ一つまで、ぎこちなかったり、異質感が感じられず、ドラマ全体とよく調和する感じで、やりすぎたり足りなくもなく良い。
暖かい心と安らぎが感じられる午後の日差しの中、童話を読んでいるような感じのドラマ、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の話を始めてみる。
“キロギ、トマト” “キツツキ、トマト” GO! GO!
スタッフの長い待機とチャンネルENA
『ウ·ヨンウ』の突風は誰も予想できなかった。 いや、『ウ·ヨンウ』というドラマが始まるのもほとんど知らなかった。
“チャンネルENA”
韓国人に聞くと、このチャンネルがあることすら知らない人が多いだろう。(私だけ知らなかった訳ではない)それくらいマイナーなチャンネルって言うのかな。
2003年9月Skylife(衛星放送)チャンネルで始まったケーブルテレビチャンネルで、親企業が韓国の有名通信会社KTグループの系列会社ではあるが、衛星放送の衰退後、存在感が微々たるものだった。
いくつかの芸能ドラマ関連チャンネルの中でも、ほぼドキュメンタリーチャンネルに似た認知度の微々たる存在感から抜け出すために数回のリブランディングをしてきたし、2022年4月に再び5回目のリブランディングをして新しく出発した新生チャンネルなので、本当に知っている人が少ないのは仕方ないのだ。『ウ·ヨンウ』はチャンネル名を変えて製作した2番目のドラマだ。
6月29日、0.9%視聴率の初放送以後、2話から1話の視聴率の2倍を記録し、3話から2話の視聴率の2倍を記録して口コミで広がり、4話では5%に突入、同時間帯の放送局のドラマを抜いて1位を占めた。ケーブルテレビチャンネルの視聴率ではすでに超大当たり。
第5話放送からは、首都圏基準で10%台の視聴率を記録し、第1話より10倍の視聴率を達成し、前例のない視聴率の急上昇を見せているドラマだ。本当に文字通り人気大爆発中。
チャンネルENAの自己最高視聴率は当然で、協力チャンネルの最高記録まで塗り替えて、ケーブルテレビチャンネル全体史上最高視聴率23.8%を記録した『SKYキャッスル』(2018)の同話目の視聴率まで越えてしまったほどだ。
8話目の首都圏基準で15%を超え、2022年韓国の最高話題作だった『二十五、二十一』(2022)の最高記録も上回り、今年の最高視聴率ドラマである『私たちのブルース』(2022)の最高視聴率を次回では確実に超えるものと見られる。
文字通り狂った人気と狂った上昇速度で、国民ドラマへの登板を目前にしている。
本当に誰も予想できなかった『ウ·ヨンウ』の成功。その成功にはチャンネルENAの長い返事待ちがあったからもっと話題である。
ドラマのムン·ジウォン作家とユ·インシク監督は、ウ·ヨンウ役の俳優パク·ウンビンさんをキャスティングするために制作スケジュールを伸ばし、1年待ったという。
初めて配役を提案されたパク·ウンビンさんは、良い作品だと思ったが上手にできる自信がなく出演を断ったという。自閉スペクトラム症を持つ役割なので、誰も傷つかずにうまくやれるか怖くて何度も断り、他の作品に出演したりもしたが、作家と監督が最後まで信じて1年以上の時間を待ってくれた。
それで、信頼に応える気持ちで勇気を出して出演を決めたとインタビューでは答えた。
韓国人の立場では制作陣のキャスティングも意外だったが、俳優のパク·ウンビンさんにそこまで?と疑問が多かった。
最近は、野球がテーマのドラマ『ストーブリーグ』(2019)が興行に成功し、認知度が大幅に上がったが、1年以上製作を延期してまで待つほどパク·ウンビンさんがいわゆる特急俳優ではなかったためだ。
しかし、8話目まで放送された現在、制作陣の選択は卓越しており、パク·ウンビンさんはその待った甲斐を見せている。
すでに俳優のパク·ウンビンさんはウ·ヨンウで、弁護士のウ·ヨンウはパク·ウンビンさんでなければ誰が出来るのかと思うほど完璧な演技を見せているところだ。
『ウ·ヨンウ弁護士は天才肌』のユ·インシクPDは、韓国ドラマ史上最高の悪役を作り出したSBS放送局の名作ドラマ『ジャイアント』(2010)のPDだったが、非常に線が太くて男性的だった『ジャイアント』とは全然違って、とても可愛らしく画面だけ見ても綺麗なドラマを作ったと絶賛中だ。
私の演技が誤った認識を植えつけるのではないかと思い、その部分が最も慎重にならなければならない作業だった。
パク・ウンビンさんインタビューより
と話したパク·ウンビンさんのこのような努力が成功し、私たちの社会が自閉スペクトラム症に対する偏見をなくし、人物をありのままを見つめることができる良い契機になれば良い。
自閉スペクトラム症の役を演技するということは、本当に容易ではないことだが、その決断をし、立派な演技力を見せている俳優パク·ウンビンさんと、最後まで待ってくれたスタッフの忍耐心に拍手を送りたい。(パチパチパチ~!)個人的にはパク·ウンビンさんは前から応援してる俳優だったけど(笑)
先週末のチャンネルENAの編成表を見ると、ただの「ウ・ヨンウチャンネル」(笑) 逆に本物の”ウヨンウ”は版権のために放映できないWAVE(韓国のOTT業者)は、ウヨンウを演じたパクウンビン出演作の特集中(笑)
人気の時は人気作で染められるのはケーブルテレビの長所だよね(笑) 本格的なレビューでまた戻ってくるね~ 前から読んでも逆に読んでもウ·ヨンウ~♬