ドラマ『イルタ･スキャンダル』事前情報③ 登場人物紹介【保護者と学生編】

ウリム高校

バン･スア家族

チョ·スヒ
パン·スアの母親 / 江南の保護者コミュニティリーダー、アパート婦女会長

この家族は事実上ドラマ『イルタ･スキャンダル』のストーリー担当だ。すべての憎しみと混乱の始まりである家族。

パン·スアの母親チョ·スヒは、保護者コミュニティ “スカイママ.net” で活動しながら、ノグン路塾街のリーダーの役割をしている。

アパートの婦女会長まで引き受け情報力と人脈があるため、他の母親たちが無視できない存在で、保護者たちの女王として君臨中だ。

夫はノグン路家具通りで大型家具店を運営する設定で、学歴コンプレックスがあるチョ·スヒは一人娘のパン·スアの医学部進学のために誰よりも熱心だ。

上品なふりをするが、たびたび飛び出す無知な言動のため、弁護士のチャン·ソジンとよく争う人物。

1995年演劇でデビュー後、無名時代が長かったキム·ソンヨンは2015年『応答せよ1988』に出演し、自分の存在を知らせた。

チョン·ギョンホが出演した『刑務所のルールブック』(2017)などに出演し、“名脇役”で価値を大きく高めたキム·ソンヨンは、2021年映画『三姉妹』で演技の絶頂を見せ、百想芸術大賞助演女優賞を受賞した。

日本人の中にはNetflixドラマ『愛の不時着』(2019)の北朝鮮の村のナ･ウォルスク役を覚えている人が多いと思う。

キム･ソンヨンはおばさん役でよく出てくるため意外と見逃す部分だが、167cmという高身長でバランスも良く、魅力的なスタイルでも有名。

今回のドラマでは、タンジ母演じるファン·ボラとは『僕は彼女に絶対服従～カッとナム・ジョンギ～』(2016)以来６年ぶりの再会。

パン･スア
ナム･ヘイのライバル / ウリム高２-１組

ナム･ヘイと全校１位を争うライバル関係のパン·スア(방수아)のニックネームは似た発音の “パン·スア(빵수아)”(“パン”は食べるパンのこと)。

英語幼稚園からノグン路のすべてのコースを踏んできたパン･スアの目標は医大進学で、周りのすべての友達をライバル視している。

礼儀もなく利己的な性格なので、自分より貧しくても勉強が出来て人気のあるナム･ヘイに大きな劣等感を抱いている人物で、母チョ·スヒの力を利用してでもナム･ヘイに勝とうと努力中だ。

2022年ドラマ『ブラインド』でデビューし、頭角を現している俳優カン·ナオンは韓国芸術総合学校出身で、今後が期待される新人女優の１人だ。

デビュー作からしっかりとした演技力を見せているせいか、デビュー１年も経っていない時点で今回の『イルタ･スキャンダル』の他にも、今年放映予定の『九尾狐伝1938』まで連続でキャスティングされているホットな俳優だ。

もちろん、まだ学生の役割を主に演技しているので、評価するのは早いが、すくすく成長することを願っている(笑)

イ·ソンジェ家族

チャン·ソジン
イ·ソンジェの母 / 弁護士夫婦

夫と同じ法律事務所で働く成功した弁護士夫婦だが、ドラマで最も危険な姿を見せる家族だ。

子どもたちを医大に行かせるための過度な執着によって夫とは別居中の状況で、イ·ソンジェの入試のために私教育の１番地のノグン路に引っ越してきた。

すでにノグン洞を掌握しているパン･スアの母親が気に入らないが、入試情報把握のためにやむを得ず集まりに参加しながらも、自分は違うという線を引いている。

とても高慢で知性美溢れるが、よく焼酎を飲まないと眠れないほど、誰よりも心の余裕がない人物。

正確な発音と鼻音が混じった声が印象的な俳優チャン·ヨンナムは、中学校の時、偶然踏切の前に立っている桂園芸術高校のスクールバスを見たことがきっかけで桂園芸術高校演劇映画科に進学した後、ソウル芸術大学在学当時は “大学路イ·ヨンエ” と呼ばれるほど演劇界では美貌で有名だった俳優だ。

大学卒業後、最初の作品では演技力不足で俳優が交替される苦みも経験したが、その後は百想芸術大賞新人賞を受賞するほど成長し、今は演技力だけは信じれる俳優の１人。

2015年のドラマ『女王の花』出演以来存在感を示し、2020年のドラマ『サイコだけど大丈夫』のパク·ヘンジャ役で人生キャラクターを誕生させた。主演に劣らないフォースを放つ脇役として大活躍中。

特異事項としては、女優の中ではごくまれな死亡専門俳優で出演作で死亡する場合が多かった(笑)

イ·ソンジェ
ナム･ヘイの友達 / ウリム高２-１組

イ·ソンジェはナム･ヘイの一番親しい友達で、お互いに秘密を共有するほど心を開いて過ごす仲だ。ナム･ヘイをいつも助けてくれる善良で正しい性格の模範生。

イ·ソンジェは特に医者になりたくないが、土のスプーン出身で１人の力でここまで来た母親が息子たちを医者にする夢にどれほど執着しているかを知っていて、兄の失敗による母親の傷と敗北感を理解しているため、一応は母親の言うとおりに従っている。

イ·ソンジェは明るくて暖かい性格のナム･ヘイが大好きで、ナム･ヘイに好感を示すソ·ゴンフをかなり牽制しているところだ。

189cmというモデルのような身長を誇る俳優イ·チェミンは、韓国芸術総合学校出身の新人俳優で、2021年のドラマ『ハイクラス』でアン·スンジョ役を演じてデビューを果たした。

韓国芸術総合学校出身らしく安定した演技力を見せており、バスケットボール、水泳、ピアノ演奏が特技だそうだ。

2022年9月から音楽番組『ミュージックバンク』で、ガールズグループIVEのメンバーのチャン·ウォニョンと共にMCとして活躍している。

イ·ヒジェ
イ·ソンジェの兄 / 入試失敗後、引きこもり中

期待していた長男イ·ヒジェの医学部入試の失敗に衝撃を受けた母親チャン·ソジンの強力な主張で、イ·ソンジェの入試のために私教育のメッカである今の町に引っ越してきたという設定だそうだ。

イ·ヒジェは浪人で勉強をしているようだったが、ある瞬間から部屋から出てこない。

たまにテーブルの上にお金がなくなり、ドアの音がすることで生死を把握する程度なので、この状況をめぐって争ってチャン·ソジン夫婦の間にもひびが入った。

そのため、母親と出会うとよく喧嘩が起き、弟のイ·ソンジェとはある程度疎通はする方だが、外出時の行動が怪しいので疑われているところ。

公開された情報が多くない新人タレントで、2019年ドラマ『偶然見つけたハル』のチェ·ユクイン役でデビューした。

以後、2021年BLジャンルウェブドラマ『君色に染められて』で護衛武士役を演じ注目を集め、今回のドラマでイ·ソンジェ役を演じ強烈な印象を残している。

チャン·ダンジ家族

イ·ミオク
惣菜屋の常連客 / ダンジの母親

幸い一番正常に見えるチャン·ダンジの家族はドラマの笑い担当だ。ノグン路で一番明るい娘と幸せ指数の高い母に見えるほど。

しかし、チャン·ダンジはナム·ヘイ、イ·ソンジェの親友だが、イ·ミオクはバン·スアの母親の右腕なので、たびたび立場の違いがあって混乱する状況が生じたりする。

チャン·ダンジの母親であるイ·ミオクは、純粋な才能もあり、周りの母親の意見によく流されるスタイル。

有名俳優チャ·テヒョンのサイン会に参加して見抜かれ俳優になることを決心したファン·ボラは、当初ガールズグループLUVのメンバーに抜擢されたが、アルバム発売直前に脱退した履歴がある。 この時、代打で入ったメンバーが今の人気俳優オ·ヨンソ。

ファン·ボラは2003年に演技でデビューして以来、2005年のカップラーメン“ワントゥッコン(왕뚜껑)”のCMで可愛くて個性的なルックスで注目を集め、“トゥッコンガール(뚜껑걸)”というニックネームを得た。

当時、史上最高の広告注目度、製品明確性、広告理解度、広告独創性、製品購買度など全部門１位を総なめした広告で、非常に華やかに芸能界に進入したケースだ。

急な人気に酔ったのか、2007年に飲酒運転で摘発されたが、「ワイン一杯を飲んだだけ」と釈明してさらに指弾された事件だ。

「免許取り消し程の数値なのに、ワインにウォッカでも入れたのか」という国民の反応。

荒唐無稽な言い訳によって自粛後に復帰した時もイメージが回復せず、いつも論難が付きまとう俳優としてかなり長い間闇の時間を過ごした。

2016年のドラマ『僕は彼女に絶対服従～カッとナム・ジョンギ～』、2017年の『奥様はサイボーグ』で可愛い母役を演じ、自分の演技力を証明して以来、『キム秘書は、いったいなぜ？』(2018)、『バガボンド』(2019)、『社内お見合い』(2022)まで様々な作品に出演している。

釜山出身ということもあり、主に釜山弁を使う母親役。

有名俳優ハ·ジョンウの実弟俳優チャ·ヒョヌと結婚し、俳優家族としても有名だ。

チャン·ダンジ
ナム･ヘイの友達 / ウリム高２-１組

チャン·ダンジはイ·ソンジェと共にナム･ヘイの親友で、黒板よりチェ·チヨルの外見に目が行く性格で、入試情報よりも集まりで飲むビールが好きな母によく似ている。

投資したお金の割には惜しい成績だが、２人の親子で最善を尽くしているから恥ずかしくないと思っている。

モデル出身の俳優リュ·ダインは2020年にドラマ『18アゲイン』でデビューし、その後ウェブドラマ『12月の奇跡』に出演した。

最近は所属事務所と専属契約を結び、作品ごとに自分だけの個性で視聴者たちに知られているところだ。

その他の人物

ソ･ゴヌ
イ·ソンジェのライバル / アイスホッケー選手出身、ウリム高校２-１組

運動ばかりしてきたので、英語は一言も話せない留学派出身という設定のソ·ゴンフは、アイスホッケーチームのためにウリム高校に来た。

お金がたくさんかかる珍しい運動部という設定は、実際にも金持ちの子どもたちが大学に進学するためによく使う便法だ。韓国にはアイスホッケーチームがほとんどない。

一生アイスホッケーだけをしていたソ·ゴンフは、深刻な肩の負傷で運動をやめなければならないという診断を受け、彷徨の時間を過ごしていたが、ナム･ヘイの助けで勉強に挑戦してみようとする。

アメリカのハイティーン映画によく登場するアメリカンフットボール部のキングカーのようなソ·ゴンフのよどみない接近にイ·ソンジェはとても気になる(笑)

イ·ミンジェは2018年のデビュー後『オー！サムグァンビラ』(2020)、『復讐代行人～模範タクシー～』(2021)などの人気作や『イノシシ狩り』、『ゴールデンスプーン』、『Cheer Up』(2022)まで多数の作品に出演している俳優で、最近作の『Cheer Up』と『車輪』(2022)で強烈な印象を残し、俳優としての成功の可能性を見せている。

何より青春物からジャンル物まで多様なジャンルで善と悪を行き来するキャラクターを披露した点だけでも、今後の演技の歩みを期待させる。

[이민재/LEEMINJAE] #이민재 배우 아닌 군인될 뻔한 사연은? ｜ 처음 쓰는 프로필

チョン·ジョンリョル
チェ·チヨル大学同期 / ウリム高校数学教師、２-１組担任

原則主義に厳しい性格のため、学生たちに “ゾルリョリ(졸렬이)”（졸렬하다：拙劣だ, つたない）と呼ばれるウリム高校の数学教師チョン·ジョンリョルはチェ·チヨルの大学同期だ。

過去の出来事によって非常に大きなわだかまりを持ち、チェ·チヨルを憎悪する人物で、学生たちが学校で塾の教材を解いている公教育の現実がもどかしくて腹が立つも、その教材の著者が同期のチェ·チヨルなのでさらにプライドが傷つく。

それでも教師として生徒たちを大切にし、心配してくれる使命感が透徹した人物。

映画『ドンジュ』(2016)と『遭難者たち』に出演した俳優キム·ダヒンは、主に演劇界で活動している俳優で、まだあまり知られていない。

『イルタ･スキャンダル』人物関係図（韓国語）