第3四半期に続き、今回はさらに豊かな作品が待っている第4四半期の公開予定作を調べるよ!すでに来シーズンまでに確定している大作もあるし、日本人にとってはおなじみの日本原作のリメイク作品もある!
すでに公開したけど “ium” の解説と一緒に鑑賞するおすすめ作も紹介します~!
公開予定作の事前把握(第4四半期)
『京城クリーチャー』
タイトル | 『京城クリーチャー』 |
公開日・話数 | 2023年4半期公開予定・全10話・シーズン2確定 |
演出 | チョン·ドンユン 『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』、『ストーブリーグ』などの演出 |
脚本 | カンウンギョン『製パン王キム・タック』、『浪漫ドクターキムサブシリーズ』など脚本 |
出演 | パク·ソジュン、ハン·ソヒ、スヒョン、キム·ヘスク、チョ·ハンチョル、ウィ·ハジュン |
ジャンル | 恐怖、スリラー、怪獣、時代劇 |
制作 | グルアンドグリム、カカオエンターテインメント、スタジオドラゴン |
すべてが暗かった日本による植民地時代の1945年の春、生きることが全てだった2人の青春が貪欲の上に誕生した怪物と立ち向かうスリラー物語。
『梨泰院クラス』(2020)に出演したパク·ソジュンが京城(ソウル)最高の資産家であり、質屋金玉堂の大主(社長)チャン·テサンを務め、『夫婦の世界』(2020)に出演したハン·ソヒが、死んだ人も捜し出すという噂の土頭師(呪術師、巫女)ユン·チェオク役を演じた。
クリーチャー(creature)は生物、生命体、被造物という意味で京城を揺るがした怪物の登場と、怪物よりも怪物のような人々に対抗して死闘を繰り広げる話でびっくりする経験になる予定だそうだ。
面白いことにシーズン1公開前にシーズン2の制作が決まった自信満々な作品だ。現在シーズン2を撮影しているという。
個人的に下半期公開作の中で『京城クリーチャー』を一番期待している理由が、この作品の監督と作家のためだ。
子役出身の俳優として留まっていたパク·ウンビンを “成人俳優パク·ウンビン” にしてくれたドラマ『ストーブリーグ』のチョン·ドンユン監督がメガホンを取り、2010年以降壊れていない視聴率50%の国民ドラマ『製パン王キム·タック』のカン·ウンギョン作家が脚本を担当しているからだ。
特にカン·ウンギョン作家は先月終映した『浪漫ドクターキム·サブシリーズ』で、最近まで確実な筆力を見せていたのでもっと期待している。そこにしっかりとした出演陣まで。
唯一心配な点は怪物や幽霊を素材にした韓国作品の中で、成功した作品が多くないということ!(笑)
パク·ソジュン – チャン·テサン役
北村(プクチョン)で最もホットな資産家で京城第一の情報通。処世術に強く、生まれつきの瞬発力と親和力で北村を牛耳る有名人。正義よりは目の前の現実だけを信じて従い、ユン·チェオクと絡み合い、人間らしく生きることを悩む人物。
ハン·ソヒ – ユン·チェオク役
噂の “土頭師”(呪術師,巫女)。 幼い頃から父親とともに満州と上海を行き来しながら生き残る方法を学び、銃や刀の扱いに長けている。10年前に消えた母親の行方を探すため京城に来てチャン·テサンと縁を結ぶ。疑問の連続失踪事件を追っていたところ、恐ろしい現実に直面する。
ウィ·ハジュン – クォン·ジュンテク役
チャン·テサンの親友としてお金持ちの家に生まれたが、親日派である自分の家に反感が大きい人物。
スヒョン – 前田役 / 京城一帯を号令する家のおかみさん
キム·ヘスク – ナウォルデク/ 金玉堂の執事
チョハンチョル – ユン·ジュンウォン / ユン·チェオクの父
『イカゲーム』のウィ·ハジュンと『アベンジャーズ』のスヒョン、『財閥家の末息子』のチョ·ハンチョル、『ナルコの神』のヒョン·ボンシクまで、Netflixよく見るしっかりしたメンバーたちだよ(笑)
『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シーズン2
タイトル | 『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シーズン2 |
公開日・話数 | 2023.4半期公開予定・シーズン3制作確定 |
演出 | イ·ウンボク『トッケビ』、『ミスターサンシャイン』などの演出、パク·ソヒョン『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シーズン1の演出 |
出演 | ソンガン、イ·ジヌク、イ·シヨン、コ·ミンシ、パク·ギュヨン |
ジャンル | 恐怖、クリーチャー、スリラー、ダークファンタジー |
制作 | スタジオドラゴン、スタジオN |
原作 | キム·カンビ作家のウェブトゥーン 『Sweet Home』 |
『京成クリーチャー』に続く大作シリーズ『Sweet Home』はNetflixの韓国ドラマの中で初めてシーズン3まで確定した。すでにシーズン3まで撮影が完了したと伝えられている。シーズン2は第4四半期に公開予定。
シーズン1の “グリーンホーム” を離れ、新しい基盤で生き残るために各自の死闘を繰り広げるヒョンスと生存者たち、そしてまた別の存在の登場と分からないミステリーな現象まで。新しい欲望と事件、死闘を描いたシリーズだ。
昨シーズンに怪物に変わった隣人たちとの命をかけた血闘で、圧倒的な緊張感を与えたグリーンホーム入居者のソン·ガン、イ·ジヌク、イ·シヨン、コ·ミンシ、パク·ギュヨンがシーズン2も共にし、ユ·オソン、オ·ジョンセ、キム·ムヨル、ジニョンが新しいキャラクターとして合流し欲望と生存のための多様な人間群像を見せる予定だそうだ。
どうやら西洋圏で人気のゾンビや怪獣だからシーズン3まで確定したようだ(笑)
ソンガン、イ·ジヌク、イ·シヨン、コ·ミンシ、パク·ギュヨンは前作と同じ役で出演し、ドラマ『地獄が呼んでいる』と『財閥家の末息子』で絶賛した俳優キム·シンロクが登場!
そして『The Witch/魔女2』でトウ4人組のリーダー役として新しく浮上している俳優チェ·ウォンビンの合流も注目を集めた。新しく合流した俳優たちは皆演技力と個性がしっかりした俳優たちなので、この作品も期待している。
キム·シンロク – 生存者グループのリーダー役
ユ·オソン – タク·インファン役/ スホデの上司
キム·ムヨル – キム·ヨンフ役 / UDT軍曹出身の守護隊のナンバー2
ジニョン – パク·チャニョン役 / スホデの二等兵
オ·ジョンセ – イム博士役/ ワクチン研究博士
チェ·ウォンビン、ヒョン·ボンシク、ユク·ジュンソ出演予定。
シーズン1のイ·ウンヒョク役(『ザ·グローリー』の医者イ·ドヒョン)が怪物としてでも出てほしかったけど、軍入隊中だから大変だよね?(笑)
『イ·ドゥナ!』
タイトル | 『イ·ドゥナ!』 |
公開日・話数 | 2023.4半期公開予定・全9話 |
演出 | イ·ジョンヒョ『愛の不時着』、『ライフ・オン・マーズ』などの演出 |
脚本 | チャン·ユハ |
出演 | ペ·スジ、ヤン·セジョン |
ジャンル | ロマンス |
制作 | スタジオドラゴン、ショーランナーズ、スタジオN |
原作 | ミンソンア作家のウェブトゥーン 『イ·ドゥナ!』 |
平凡な大学生のイ·ウォンジュンがシェアハウスで華麗なK-POPアイドル時代を後にして引退したイ·ドゥナに出会って起こる話を盛り込んだロマンスドラマ。
アイドル出身のハウスメイトとのロマンスというときめく素材と、これを裏付ける繊細な感情描写で大きな人気を集めた同名のウェブトゥーンが原作。
アイドル出身、独歩的な美貌などキャラクターとの高いシンクロ率のおかげで原作ファンの仮想キャスティングから欠かさず言及されてきたガールズグループmissA出身のスジと、しっかりとした演技力のヤン·セジョンが出会い、想像だけでもドキドキするケミストリーを作り出すという。
ドラマ中の公演シーン撮影のために実際KCON JAPAN 2022で撮影し、俳優ヤン·セジョンの軍隊除隊後初復帰作となる。
スジ – イ·ドゥナ役
ガールズグループ ドリームスイートのメインボーカルとして活動していたところ突然引退を決め、現在は民松大学演劇映画科の復学生。大学街のシェアハウスにイ·ウォンジュンと一緒に住むことになる。
ヤン·セジョン – イ·ウォンジュン役
ごく平凡で何一つ持っていない大学生だが、暖かくて純粋な心遣いでイ·ドゥナに休める場所になってくれる人物。
パク·セワン – チェ·イラ役
高牙城 (特別出演)、リアン、清水、ジャネッサ – ドリームスイートのメンバー 役
イ·ジヌク – 特別出演
原作と素材からすべて女性向けの作品ではあるが、主人公がスジなら無視できないじゃん~ スジはドラマ『アンナ』以後、“アイドル出身俳優” というレッテルがだんだんなくなってきて本当の俳優になっていく感じだよ。確かに演技が上手になった!
『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~』
タイトル | 『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~』 |
公開日・話数 | 2023.4半期公開予定・全12話 |
演出 | イ·ジェギュ 『今、私たちの学校は…』、『完璧な他人』などの演出、キム·ナムス 『今、私たちの学校は…』演出 |
脚本 | イ·ナムギュ『まぶしくて―私たちの輝く時間―』、『錐』など脚本、キム·ダヒ『アイランド』脚本、オ·ボヒョン |
出演 | パク·ボヨン、ヨン·ウジン、チャン·ドンユン、イ·ジョンウン |
ジャンル | ドラマ |
制作 | フィルムモンスター |
原作 | イ・ラハ作家のウェブ小説 『精神病棟にも朝が来ます』 |
『今、私たちの学校は…』シリーズの演出を担当したイ·ジェギュPDとキム·ナムスPDの次期作で精神健康医学科に初めて勤務することになった看護師チョン·ダウンが精神病棟内で人々の多様な話を描いた話だ。
俳優のパク·ボヨンが内科から精神健康医学科に移ることになり、すべてが難しくて下手だが、心から患者たちに接したくましく成長していく人物チョン·ダウンを演じ、俳優のヨン·ウジンがとんでもない性格の肛門外科医ドン·コユン役を演じた。
実際、精神病棟看護師の経験を基にしたイ・ラハ作家の同名ウェブトゥーンが原作で、精神病棟内外の人々がそれぞれ心の傷を癒していく過程を暖かく描き出したという。
可愛さの代名詞俳優パク·ボヨンが久しぶりに出演する作品なので、韓国人男性が待っている! 原作は知らないけど予告だけ見ても可愛い~(笑)
パク·ボヨン – チョン·ダウン役
内科から精神健康医学科に移ることになった看護師。すべてが不器用だが、心から患者に接し、たくましく成長していく。
ヨン·ウジン – ドン·コユン役
突拍子もない性格の肛門外科医。 彼は純粋なダウンの姿に癒され、いつのまにか微笑んでいる自分に気付く。
チャン·ドンユン – ソン·ユチャン役
チョン·ダウンといつも言い争う親友。 明るい姿の後、誰も知らない痛みを持っている。
イ·ジョンウン – ソン·ヒョシン役
看護師。 ベテランらしい姿で精神病棟の看護師たちをいつもしっかり守ってくれる。
『今、私たちの学校は…』でも脇役として出演したことのあるイ·サンヒ、イム·ジェヒョク、ユ·インスが本作でも脇役として合流。
『バレリーナ』
タイトル | 『バレリーナ』 |
公開日・話数 | 2023.4半期公開予定 |
演出・脚本 | イ·チュンヒョン『ザ・コール』、『身代金』など演出 |
出演 | チョン·ジョンソ、キム·ジフン、パク·ユリム |
ジャンル | アクション、復讐 |
制作 | クライマックススタジオ |
大切な友人の死を発見した元警護員のオクジュ(俳優チョン·ジョンソ)が、友人のミンヒが残した最後の願いを叶えるために繰り広げる美しく無慈悲な復讐劇。
演出および脚本を担当したイ·チュンヒョン監督と俳優チョン·ジョンソは、監督の前作『ザ・コール』を撮影しながら恋人関係に発展し、今作が2度目。
チョン·ジョンソとキム·ジフンはNetflix『ペーパーハウスコリア』以後再び再会する作品であり、プロデューサー兼ラッパーのGRAYが音楽監督として参加するそうだ。 音楽監督デビュー作。
イ·チュンヒョン監督の前作『ザ・コール』と『身代金』を視聴した人は知っているだろうが、少しカルト的な色彩の映画を撮る監督なので好き嫌いが一番大きいと思う。
チョン·ジョンソ – オクジュ役
元警護員で護身術、剣術、銃器、バイクまで体ですることはできないことがない女性
キム·ジフン – チェ·プロ役
復讐の対象。 すらりとした外見と完璧な体つき、優れた頭脳を持った人物。
パク·ユリム – ミニ役
オクジュに復讐を頼むバレリーナ
映画『バーニング』出演以来、韓国映画界でホットな女優の1人がチョン·ジョンソではあるが、多作すぎるのではないかと思う。 個人的には最も期待感がない作品。
『終末のバカ』(原題)
タイトル | 『終末のバカ』(原題) |
公開日・話数 | 2023.4半期公開予定➡無期限延期状態・全12話 |
演出 | キム·ジンミン 『犬とオオカミの時間』、『人間レッスン』などの演出 |
脚本 | チョン·ソンジュ『風の便りに聞きましたけど!?』、『密会』などの脚本 |
出演 | アン·ウンジン、ユ·アイン、チョン·ソンウ、キム·ユンヘ |
ジャンル | ディストピア、ポストアポカリプス |
制作 | アイエムティーブイ |
原作 | 井坂幸太郎作家の小説『終末のバカ』 |
『ゴールデンスランバー』、『魔王』などで有名な日本の作家 伊坂幸太郎の同名小説のリメイク作品で、地球と小惑星衝突まで200日、目の前に予告された終末を控えて混乱に陥った世の中と残った時間を生きていく人々の物語。
俳優アン·ウンジンが危険に陥った子どもたちを守るために密かに孤軍奮闘する人物チン·セギョンを演じ、ユ·アインはチン·セギョンの長年の恋人であり生命工学研究所研究員ハ·ユンサン役を引き受けた。
キム·ジンミンPDは『人間レッスン』、『マイネーム』に続いて3番目にNetflixオリジナル作品の演出を担当し、俳優ユ·アインとチョン·ソンジュ作家は『密会』以来8年ぶりの再会。
アン·ウンジン – チン·セギョン役
一時期中学校教師だったが、小惑星事態勃発後、熊川市役所でボランティアをする人物。危険に陥った子どもたちを守るためにひそかに孤軍奮闘する。
ユ·アイン – ハ·ユンサン役
生命工学研究所の研究員。小惑星事態勃発後、安全なアメリカから危険地域である韓国に駆けつけ、長年恋人のチン·セギョンのそばを守る。
チョン·ソンウ – ウ·ソンジェ役
小惑星事態が発表された後、消えた主任神父に代わって一夜にして補佐神父になった人物。 各種うわさに混乱した心を引き締め、信徒たちの面倒を見る。
キム·ユンヘ – カン·イナ役
戦闘勤務支援大隊中隊長。補給輸送と治安維持のために、廃墟となった熊川市のあちこちを駆け巡る。
撮影はすでに完了して2023年第4四半期公開予定だったが、主演俳優ユ·アインの麻薬疑惑により公開が無期限延期された状態。
俳優ユ·アインは演技力に定評がある俳優なので、撮影が完了した他の作品も全て公開が延ばされた状態だが、Netflixが果たして韓国人の情緒を無視してそのまま公開するのか気になっている。個人的には『地獄が呼んでいる』シーズン2で見られないのがとても残念な俳優(泣)
下半期のNetflixは何を観ればいい?
iumの推薦作
以上、Netflix下半期公開予定の韓国ドラマラインナップを調べてみたが、上半期よりは期待できる作品があるように見える。
ある程度完成度を予想できる後続作とリメイク作品が多いのも理由だが、監督と作家たちの履歴がある程度安心させてくれるから。
Netflixの韓国ドラマをよく観た人なら、見慣れた俳優も多いし、制作費の規模が大きい大作もあるから、上半期よりは良い成績を予想している。
もちろん、2023年上半期のドラマ決算の記事(リンク)で述べたように、がっかりした作品がたくさん出ているので油断は禁物!
期待していた大作も滅びるということを私たちは『ペーパーハウス』の韓国版で経験したよ(笑)
監督と作家で『京城クリーチャー』シーズン1が信頼できるが、「日本の植民地時代に怪獣?」というストーリーが果たして面白いのか心配で、個人的に一番信頼するイ·ウンボク監督の『Sweet Home -俺と世界の絶望-』はシーズン1ががっかりした部分があったが、監督に対する義理で一応視聴はすると思う(笑)
大好きなドラマ『トッケビ』、『ミスターサンシャイン』などを演出した人がイ·ウンボク監督だからまだ不信よりも信頼が大きいからㅠㅠ
『剣の詩』のスタッフを見ると平均は行くだろうと見られ、『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~』が意外にも可愛らしい感じで面白そうだが、下半期のラインナップ中に ium で解説レビューするドラマは多くなさそうだ。
主題が怪獣物、西部劇の地球滅亡か精神病棟なので、特に韓国文化や歴史を紹介するテーマがない(笑)
そこで ium では既存に関連記事がアップロードされているドラマ『D.P.』シーズン2の解説をしているよ。
充実した内容で戻ってきますので、少々お待ちください~!
ium にある韓国の軍隊と兵役関連記事を事前に読むとドラマ視聴に役立つので予習をお願いします~^^ みんなお疲れ様~