前回の記事では上半期のNetflix韓国公開作と最近の流れについて調べてみた。 今日は今後注目すべきか “2023年下半期Netflix韓国ドラマ公開予定ラインナップ” を紹介するよ!ペコムの期待作も★
文量の関係上、公開間近の第3四半期の公開予定作から先にご紹介します~!
2023年下半期のNetflix韓国ドラマ公開予定作
『ザ·グローリー』の栄光は誰が受け継ぐのか?
6月、Netflixは2023年下半期に公開される韓国コンテンツラインナップを公開した。
年明けに新作ラインナップとスチールカットを公開したことがあるが、今回は各作品の予告編が先行公開され、多くの人々を期待させた。
すでに公開された『セレブリティ』を皮切りに、『D.P.2-脱走兵追跡官-』、『マスクガール』、『いつかの君に』、『剣の詩』、『バレリーナ』、『イ·ドゥナ!』、『精神病棟にも朝が来ます』、『スイートホーム—僕と世界の絶望—2』、『キョンソンクリーチャー』が映像に登場したが、
下半期のラインナップの特徴は、“第2弾” と ”原作” が特徴のようだ。
すでに知っている美味しい店だから、幸い安心できるという話だよ(笑)
まず前作の人気に支えられシーズン2で戻ってくる『D.P.2-脱走兵追跡官-』と『Sweet Home -俺と世界の絶望-2』、『毒戦 BELIEVER 2』があり、台湾ヒットドラマの韓国版『いつかの君に』が目立つ。
そして韓国の人気ウェブトゥーンを原作とする『マスクガール』と『イドゥナ!』、そして日本のウェブ小説が原作の『今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー』が待っている。
また、ラインナップ映像にはハマったが、日本小説原作の『終末のバカ』も待機中だが、『D.P.2-脱走兵追跡官-』と『Sweet Home -俺と世界の絶望-2』もウェブトゥーンが原作であることを考えれば、すでに大衆に検証された作品を製作する流れと見られる。
前の記事で言及した作家の筆力不足と興行失敗に対する備えだ。
『ザ·グローリー』を除いて、とても不振だった上半期に比べて下半期ラインナップ11作品は期待作が多く見えるけど、果たして誰が『ザ·グローリー』の栄光を引き継ぐのか一緒に予測してみよう!
公開予定作を事前に把握しよう
『セレブリティ』
タイトル | 『セレブリティ』 |
公開日・話数 | 2023.6.30 全12話 |
演出 | キム・チョルギュ:『悪の花』、『マザー~無償の愛~』 |
脚本 | キム・イヨン:『イ・サン』、『トンイ』、『ヘチ 王座への道』などを執筆 |
出演 | パク・ギュヨン、カン・ミニョク、イ・チョンア、イ・ドンゴン、チョン・ヒョソン |
ジャンル | ミステリー、スリラー/青少年観覧不可 |
制作 | スタジオドラゴン、キム・ジョンハクプロダクション、ハウピクチャーズ |
韓国の人気時代劇『イ・サン』、『トンイ』、『馬医』を相次いでヒットさせたキム·イヨン作家の4年ぶりの作品であり、18年ぶりの現代劇執筆作品だ。
主演俳優パク·ギュヨンは最近『イカゲーム2』にキスティングされ話題だったが、フォロワー数がお金と権力になるインフルエンサーの世界に飛び込んだソ・アリ(俳優パク·ギュヨン)が向かい合ったSNSセレブたちの華麗で熾烈な素顔を描いた話だ。
特異にも審議の結果、扇情性と暴力性では “12歳観覧可” が出たが、セリフおよび模倣の危険により “青少年観覧不可” 等級となった。
有名人の華やかさだけを考えて真似すると危険だという警告だろう(笑)
パク·ギュヨン – ソ·アリ役
セレブの世界に彗星のように登場した主人公。破格的な行動を見せ、一瞬にして人生逆転を味わう。
カン·ミニョク – ハン·ジュンギョン役
大韓民国1位のコスメ企業の3世で、有力な後継者。余裕をかます彼の前に現れたソ・アリと関わり、予測できない事件に陥る人物。
イ·チョンア – ユン·シヒョン役
優雅さと品格、背景まで兼ね備えた女性。 5選議員の娘でヘウム文化財団の理事長であり、国内屈指の法務法人テガンの嫁。彼女はSNSをしなくてもみんなの羨望の的になる人物。
イ·ドンゴン – チン·テジョン役
ユン·シヒョンの夫で法務法人テガンの代表弁護士。自分の目的のためなら手段と方法を選ばない人物で、自分の予測とは違って動くソ・アリの歩みが目に障る。
チョン·ヒョソン – オ·ミンヘ役
ソ・アリの学生時代の友人であり、人気浮上のインフルエンサー。ガールズグループ “Secret” 出身の俳優チョン·ヒョソンが引き受けた。
なんかすごいことを教えてくれそうな始まりだったけど、漫画みたいな結末っていうか(笑)
『D.P.2-脱走兵追跡官-』
タイトル | 『D.P.2-脱走兵追跡官-』 |
公開日・話数 | 2023.7.28 全6話 |
演出 | ハン·ジュンヒ |
脚本 | キム·ボギョン、ハン·ジュンヒ |
出演 | チョン·ヘイン、ク·ギョファン、ソン·ソクグ、チ·ジニ、キム·ソンギュン、ムン·サンフン、コ·ギョンピョ、パク·セジュン |
制作 | クライマックススタジオ |
ジャンル | ミリタリー、犯罪、ドラマ |
原作 | キム·ボトン作家のウェブトゥーン 『D.P 犬の日』 |
“脱走兵逮捕組” という新鮮な素材と魅力的なキャラクターを通じて、韓国社会体制に対する質問と共感を同時に投げかけた作品『D.P.』は韓国軍隊で起きた各種事件と不条理を赤裸々に描き、熱い好評を得た。
しっかりとした作品性と俳優たちの名演技で大きな人気を集めたが、軍務離脱逮捕組(D.P.)アン·ジュノ(チョン·ヘイン)とハン·ホヨル(ク·ギョファン)がシーズン1に続き多様な事情を持つ脱営兵たちを追う予定だ。
7月28日の公開が決まり、Netflixの下半期ラインナップの真のスタートを知らせる作品。
当ブログiumの兵役記事①(リンク)で紹介した実際に起きたイム兵長とユン一等兵事件を扱っている作品で、今期の中で1番楽しみにしているよ!
陸軍憲兵隊DP組で幻想的な呼吸を見せたアン·ジュノ役のチョン·ヘインとハン·ホヨル役のク·ギョファン、そしてパク·ボムグ中佐役のキム·ソンギュン、イム·ジソプ大尉役のソン·ソクグなど主要出演陣が前作と同じ役割で出演した。
俳優チ·ジニ、キム·ジヒョン、チェ·ヒョンウクが新たに合流し、ドラマに重みを加える予定で、以下のような役割を引き受けたと知られている。
キム·ジヒョン – ソウン中佐役(国防部検察団作戦課長)
チェ·ヒョンウク – シン·アフィ役
チ·ジニ(特別出演) – ク·ジャウン准将役/陸軍本部法務室長役
シーズン1の最後の場面とシーズン2の予告に登場する太った軍人キム·ルリ役の俳優ムン·サンフンはドラマ『ウ·ヨンウ弁護士は天才肌』ペンス編(リンク)に出演した俳優だよ(笑)
『剣の詩』
タイトル | 『剣の詩』 |
公開日 | 2023.3半期公開予定 |
演出 | ファン·ジュンヒョク 『ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~』、『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』、ハン·ジンソン |
脚本 | ハン·ジョンフン『バッドガイズ‐悪い奴ら‐』シリーズ、『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』 |
出演 | キム·ナムギル、ソヒョン、ユ·ジェミョン、イ·ヒョンウク、イ·ホジョン |
ジャンル | 時代劇、アクション |
制作 | スタジオドラゴン、アーバンワークス、パラムピクチャーズ |
日本統治期の1920年代、生活の基盤を奪われ、朝鮮半島北側の “間島(カンド)” 地域に移住した朝鮮人たちが日本軍、独立軍、請負業者、馬賊団と互いに銃口を向けながら繰り広げられるアクション活劇だ。
広大な間島地域を背景に、思いっきりスケールの大きい痛快なアクションが期待されており、総製作費約300億ウォンと知られている。(ちなみに『イカゲーム1』の制作費が約250億ウォン、『ナルコの神』の制作費が約350億ウォン)
『キングダム』シリーズ以後、Netflixで久しぶりに製作する時代劇ドラマであり、映画『グッド・バッド・ウィアード』以後15年ぶりに試みられるウェスタンジャンル(米国西部劇)で、視覚を刺激する面白さがありそうだ。
2022年、SBS演技大賞の大賞受賞者俳優キム·ナムギルとガールズグループ“少女時代” の俳優ソヒョン、『梨泰院クラス』のユ·ジェミョン、イ·ヒョンウク、イ·ホジョンなどが出演。
ハリウッド映画の専有物のようなウエスタンジャンルが見られて新鮮だった映画『グッド・バッド・ウィアード』に続き、今回はどんな発展があるのか気になる作品だ。
キム·ナムギル – イ·ユン役
身分制が廃止され自由を得た奴婢出身のイ·ユンが、日本軍に入隊してすべてを捨てたまま間島に向かい、その土地と人々を守る盗賊として生きていく人物。
ソヒョン – ナム·ヒシン役
本当の正体を隠した朝鮮総督府鉄道局課長。親日派に偽装した独立運動家。最初のキャスティングは俳優のイ·ユヨンが考慮されたが、出演が不発に終わり、少女時代ソヒョンに決まる。
ユ·ジェミョン – チェ·チュンス役
湖南の義兵長出身で間島の地主。義兵運動を起こして色々な地域で猛活躍したが、日本軍に一家と同僚が虐殺された悲劇を体験した。
イ·ホジョン–オンニョン役
小作農の娘として生まれ、両親を殺害した彼らに復讐するために名射手に成長する人物。
イ·ヒョンウク – イ·グァンイル役
イ・ユンとはひどい悪縁に絡む日和見主義的な日本人幹部。
『マスクガール』
タイトル | 『マスクガール』 |
公開・話数 | 2023年3半期公開予定 全7話 |
監督 | キム·ヨンフン 『藁にもすがる獣たち』 |
脚本 | キム・ヨンフン |
出演 | コ·ヒョンジョン、アン·ジェホン、ヨム·ヘラン、ナナ |
ジャンル | スリラー、ブラックコメディ |
制作 | ボーンファクトリー、ハウスオブインプレッション |
原作 | メミ·ヒセ NAVERウェブトゥーン『マスクガール』 |
『マスクガール』は虚を突く逆転と外見至上主義を批判するメッセージ、スリラーとブラックコメディを行き来する魅力で大人気だった人気ウェブトゥーンをリメイクした作品だ。
外見コンプレックスを持った平凡な会社員キム・モミ(俳優コ·ヒョンジョン、俳優ナナ)が毎晩マスクで顔を隠したままネット放送BJとして活動しながら、意図しない事件に巻き込まれて起こる話。
俳優コ·ヒョンジョンとナナが時間によって変わった姿のキム·モミを演じ、キム·モミを愛した職場の同僚ジュオナム役はアン·ジェホン、チュオナムの母親キム·ギョンジャ役にはヨム·ヘランが出演するそうだ。
原作は後半まで勢いを失わなかったという評価を受けたため、それなりに期待される作品だ(笑)
ナナ&コ·ヒョンジョン – キム·モミ役
生涯、見た目の劣等感に苦しめられたが、マスクをつけてネット放送BJに変身し、喜悦を感じる人物が突然見違えるようになった容貌を持つようになる。
アン·ジェホン – チュ・オナム役
キム·モミに片思いする会社の同僚。 キム·モミに劣らない外見コンプレックスを持っており、存在感などない男。彼の唯一の楽しみは、インターネット放送を見ること。
ヨム·ヘラン – キム·ギョンジャ役
離婚後、息子のチュ·オナムだけを眺めて生きてきた人物。 真心を込めて世話をしていたチュ·オナムが行方不明になった後、崩れそうな心を引き締めて跡を追い始める。
キム·ガヒ – ユ·サンスン役
パク·ジョンファ (EXIDジョンファ) – イ·アルム役
イ·ジュンヨン (特別出演) – チェ·ブヨン役
チェ·ダニエルらが出演。
『ザ·グローリー』のおばさん俳優ヨム·ヘランが出演するんだけど、今回も貧乏役なのか気になる(笑)
『いつかの君に』
タイトル | 『いつかの君に』 |
公開・話数 | 2023年3半期予定・全12話 |
演出 | キム・ジンウォン |
脚本 | チェ・ヒョビ |
出演 | アン・ヒョソプ、チョン·ヨビン、カン·フン |
ジャンル | ロマンス、ファンタジー、タイムループ |
制作 | アンピオ、リアンコンテンツ、スタジオフロー |
原作 | 台湾ドラマ『時をかける愛』 |
韓国でも人気だった台湾ドラマ『時をかける愛』をリメイクした作品で、1年前に亡くなった彼氏を懐かしがっていたハン·ジュンヒが1998年、過去に戻って彼氏とそっくりなナム·シホンに出会って繰り広げられるタイムスリップロマンス。
『浪漫ドクターキムサブ』の俳優アン·ヒョソプがハン·ジュンヒの彼氏であるク·ヨンジュンとそれに似た1998年の少年ナム·シホンで1人2役に挑戦し、『ヴィンチェンツォ』に出演した俳優チョン·ヨビンは、顔は同じだが性格は正反対の2キャラクターのハン·ジュンヒとクォン·ミンジュ役を演じた。
『袖先赤いクットン』後、急浮上中の俳優カン·フンも出演。
中国語ドラマをあまり見ないから知らなかったけど原作『時をかける愛』は韓国女性たちにとても人気があった作品だって!涙を拭く用のタオルが必要!(笑)
2023年側の人物(カッコ内は原作の人物)
アン·ヒョソプ – ク·ヨンジュン役 (ワン·チアンソン)
ハン·ジュンヒの彼氏で、長い間ジュンヒだけを想う純愛を見せてくれる。
チョン·ヨビン – ハン·ジュンヒ役 (ファン·ウィシアン)
偶然始まったタイムスリップによって1998年を生きていくクォン·ミンジュの体に入ることになる。 長い恋人を失った悲しみから、死んだ彼氏に似た人と出会う衝撃と混乱まで経験する人物。
1998年側の人物(カッコ内は原作の人物)
アン·ヒョソプ – ナム·シホン駅 (リッツウェイ)
ク·ヨンジュンに似た1998年の少年。 ハンサムな外見と活発な性格で女子生徒たちの人気を独り占めしている。
チョン·ヨビン – クォン·ミンジュ役 (陳雲楼)
ハン·ジュンヒと似ている1998年の少女
カンフン – チョン·インギュ役 (モ·ジュンジェ)
1998年に住む18歳の少年。 密かに片思いしてきたクォン·ミンジュが、自分の親友であるナム·シホンが好きなことに気づき、友情と愛の間で葛藤する人物。
紹介する分量が多くなったので、まず第3四半期の公開作まで紹介した。
個人的には『D.P.2-脱走兵追跡官-』を一番期待しているが、重いテーマをうまく表現できるか予告を見た時は少し心配な部分があるが、監督と作家たちの以前の作品を見てみると『剣の詩』が意外にも完成度が高そうだ。
『いつかの君に』は、基本クオリティはある検証された恋愛ドラマで、一番気になるのは『マスクガール』。ポスターだけ見た時は少し怖いけど、色味は明るくて華やかで内容が想像できない。それでもそれぞれ個性があって、ジャンル別に多様で選んでみる楽しさがあると思う。
第4四半期公開予定作の紹介ですぐ戻ってくるよ~もっと期待作が来る! (笑)