今回は、韓国の軍隊の記事:軍隊に2回行った芸能人たち(リンク)で出てきた歌手PSY(サイ)の話をもう少ししてみようと思うよ! 彼の歌「カンナム・スタイル」(2012)がなぜ急に人気が出たのか、狂ったような熱狂の理由は何なのか、サイの人生を見れば分かるんだよ。GO!GO!
「軍隊に2回行った芸能人たち」の記事を先に読んだ方が理解しやすいよ~!
カンナム・スタイル、伝説になる
強制的選択、強制的海外進出
少なくとも5年は自粛すべきだった最初の危機を、あまりにも短く終わらせたせいか、PSYは5年という長い時間を軍隊に縛られていなければならなかったが、
それでも3度目の危機の強制的な選択でなかったら、今のPSYも全世界を狂わせたカンナム・スタイルもなかったはずだ。
2週間だけ耐えれば現役兵の代わりに公益要員として入隊できた時にPSYはたくさん悩み、当時PSYの妻は「それはお兄さんのスタイルじゃない」と止めたそうだ。
誰も予想できなかった2012年のカンナム・スタイルのブームは本当に運命のようで、”強制海外進出“という修飾語が物語っているように、誰も全く意図しない大ヒットだった。
だからといって単なる幸運だと貶めるには、収めた成果が大きいという点も否定できないが、成功要因の1つとしてPSYの英語力を紹介したい!
PSYはどうして英語が上手なのか?
カンナム・スタイルの人気序盤、PSYは海外の各種有名トークショーに招待された。ハリウッドの大スターたちの出演シーンだけを見てきた韓国人たちには、とても不思議だった場面。
トークショーでPSYは自分の陽気な性格とユーモラスな会話法をそのまま伝える流暢な英会話の実力を見せてくれたが、これがカンナム・スタイルの人気に大きな役割を果たしたと思う。
通訳を通して話さなければならなかったら、PSYの性格を全て伝えることは難しかっただろうから。
カンナム・スタイルは単に歌だけが楽しいのではなく、コミカルなダンス、変な服を着て踊る太っていて面白い男からくる調和だったと思う。
そして、そのすべてが飾り気のないPSYという人そのものだったということを示す話し方と性格まで英語で表現できるようになり、加速度がさらについたと思うのだ。
歌とダンス、ファッションと歌手、性格すべてがただの “PSY=カンナム・スタイル” そのままだったキャラクター。
「エレンショー」に出演して、ブリトニー·スピアーズに馬ダンスを教えるPSYは想像もできなかった場面だよね(笑)
韓国芸能人のお金持ちの父親1位に選ばれるPSYのお父さんは、韓国の半導体装備メーカーの会長として有名。
金持ちのお父さんを持つおかげで、PSYは小、中、高校ともに江南中の本当の江南である “江南(カンナム)8学区” に通い、アメリカのボストン大学国際経営学科を経て、バークリー音楽大学を出たので英語が流暢だった。
アメリカ留学派出身、1977年生まれ、江南の金持ちの父親。
自然に1990年代に韓国を襲った “X世代” ブームと江南の “オレンジ族(留学派出身の金持ちの子どもたち)” ブームはいずれもPSY本人の話だった。
PSYみたいに他人の視線と慣習は気にしない自由な個性が強調された時期だよ(笑)
運命のような歌
生きてきたままに
このようにアナログからデジタル時代に激変していた流れの中央にPSYがいて、最初の危機だった大麻事件も当時の海外留学派の姿そのままだった。
自粛を余儀なくされる危機的状況にもかかわらず、街頭応援を楽しむ自由な性格。
危機的状況では、金持ちの父親の権力と財力を利用していたオレンジ族の姿のように、PSYも金持ちの父親の後ろ盾を利用して便法で軍服務をしていたが、2番目の危機だった代替服務問題が生じた。
このくらいだったらただ自分勝手に生きてきたようにも見える(笑)
そのようにPSYは自分が毎晩楽しく遊んでいたソウル江南の話を込めて歌を作り、”지금부터 갈 때까지 가볼까(今から行けるところまで行ってみようか)”という歌詞のように、歌は江南を離れて世界に進出することになったのだ。
これくらいだったらもうカンナム・スタイルはPSYの自叙伝のような歌というか。
ただ自分が歌いたい歌を作って、自分が着たい服を着て、自分が楽しむダンスを踊っていた歌手PSY。 デビューからカンナム・スタイルまで一貫していた。
当時、複数のアイドルグループの海外進出のために努力していた韓国のエンターテインメント会社がかなり虚脱したというニュースがあるほど、業界の衝撃は相当だったという。
“楽しむ者には勝てない” という格言が浮かぶ場面。
2009年、ガールズグループ “ワンダーガールズ” の アメリカ進出を宣言したJYPのように、自分たちはメンバー構成や選曲、ファッション、広報業者選定など現地化のために努力しても失敗したが、PSYは歌1つでワールドスターになってしまったから(笑)
PSYはPSYらしく
まるで全てがすでに決まっていた運命のように、数回の危機を経験してきたし、ある意味軍隊を再入隊して出てきたおかげでYoutubeという新しい時代に合わせてカンナム・スタイルを発表できたと思う。
同じ歌が、兵役問題なくYoutubeがなかった時期にもっと早く発表されていたら再生回数46億回という状況になっただろうか?という想像。
前述したPSYの英語能力のように、時期と能力のすべてが合致してこそ可能だった人気だ。
PSYは予想外の人気で、カンナム・スタイルの後続曲を準備していた時期が人生で一番大変だった時期だと話したことがある。
全世界が期待している “PSY” に合わせようとした結果、本来の “PSY” の姿が消えた後続曲の連続した失敗。カンナム・スタイルのお返し。
PSYの歌は、江南のあるクラブで酔っ払ったおじさんが楽しくなって思いつくまま踊って歌っている感じだったが、今は楽しみが抜けている感じというか。
長い訴訟前後に再入隊する時、「見苦しい姿を見せて申し訳ない」と笑いながら謝罪した姿が本当のPSYではないかと思う。
2度目の除隊後、自分の過ちを謝罪するかのように国防部の行事には出演料なしで出演するほど熱心だったPSYは2018年、伝説の国軍の日記念式行事を作ったが、軍隊の行事を江南(カンナム)のクラブにして話題になった。
自分の過ちも正面からぶつかって楽しむ姿がカンナム・スタイルを作り出したまさにPSYだ。
人目を気にせず駆け抜ける野生馬。
皮肉なことにPSYを再入隊させた2007年のインタビューの放送で、PSYに予言をした言葉が話題だった。(芸能人たちに予言をしてくれるお笑い番組)
“ サイスタイル(Psy-style) ”
21世紀初頭から30年間、国民歌手として賞賛される猟奇歌手PSY(サイ)を象徴するヘア、衣装、音楽、遊興感、人生観をひっくるめて指す合成語。 時代を先取りする先駆者的なスタイル、冒険的でひるまないキリギリスを例えたりもする。
と新造語を “あらかじめ” 作ってあげたが、5年後にそれが叶ったのだ。
PSYの人生を見ると、何か面白くて不思議なことが多い(笑)
カンナム・スタイル以後も、相変わらず大学祭招待歌手1位で、PSYのコンサートは韓国で1番お金が惜しくない、1番面白いコンサートとして有名だが、
“ PSYがPSYらしく ”楽しく作った歌がもう一度世界の人々の共感を受けることを期待して、カンナム・スタイルの伝説の話は終わり~!
PSYのコンサートを味わえる歌「예술이야(芸術だ)」の公式MVを一緒に鑑賞してみよう(笑)