韓国人の好き嫌いが分かれる料理の2番目の記事~!今回は陸地の材料を中心に捜してみたよ!韓国の代表的な嫌悪の食べ物“ボシンタン”と韓国人女性たちが好きな特異な食べ物について紹介するね~!
韓国の女性たちが好きだと言うけど、スンデだけはどうしても食べれない…(笑)
伏日と犬肉、ボシンタン(보신탕)とサムゲタン(삼계)
じゃじゃ~ん!ついに登場した “ポシンタン(補身湯:보신탕)”。そして犬の肉!
韓国人も好き嫌いが分かれる嫌悪食材で、海の食べ物としては生テナガダコが有名なら、陸地の食べ物としては圧倒的にポシンタンが1位だと思う。
生きたタコは、生きて動くことに対する気持ち悪さと恐怖から来る ”材料に対する” 嫌悪感なら、ポシンタンの場合は、犬に対する親しみと愛情から来る “食べる人に対する” 怒りの方が大きいんじゃないかと思う。
まず名称についてまとめると、犬肉を材料にした “ケジャンクッ(개장국)” に、犬肉の代わりに牛肉が入ったのが “ユッケジャン(육개장)” で、元祖のケジャンクッは、嫌悪感を与える “ケジャンクッ” の代わりに “ポシンタン(補身湯:보신탕)“と主に呼ばれているが、1980年代に犬肉反対運動が激しくなってからは “ヨンヤンタン(栄養湯:영양탕)”、”サチョルタン(사철탕)”と呼ばれることもある。
犬の肉は牛や豚と違って肉があまりないので、主にスープ(湯:탕)として食べるが、肉のゆで肉スープ(수육)として食べたりもする。
犬の肉の匂いがひどいのでエゴマとニラを一緒にする以外にユッケジャンと変わらないので幼い頃お母さんに騙されて知らずに食べたことがある(泣)
真夏の伏日には犬肉やサムゲタンを食べる古い文化がある。
1年で最も暑い期間の三伏の日には、体の外が暑くて体の中が冷たいと胃腸の機能が弱くなり気力を失いやすいので、体の中で熱を出す食べ物を食べて体内との温度差を減らして暑さで疲れた体を回復する効果があるそうだ。
韓国では “以熱治熱(이열치열)” と呼ぶが、特にサムゲタンに高麗人参を入れる理由は、体から熱を出す材料だからだ。
最近の伏日にはほとんどはサムゲタンを好んで食べ、チキン業者のイベントも多く、チキンもたくさん食べる(笑) 日本のクリスマスのケンタッキーみたいな感じというか(笑)
食堂によっては食前酒として高麗人参酒をくれる場合があるが、わざわざ飲まなくてもいいよ。暑い日に飲むと全身が熱くなるから~(笑)
誤解を招くのではないかと付け加えると、ボシンタンに入る犬の肉は一般的なペットの犬ではなく、牛や豚のように食用として育てられた食用犬なので、あまり驚かなくても良い。
そして最近の韓国ではボシンタンを扱う食堂自体が見つからないほど、韓国人もよく食べる食べ物ではない。
韓国人自らも自然に消えつつある食文化だと思っている。
ボシンタンに対する誤解については別の記事でまた紹介するね~!
ホルモンとスンデ、豚皮、牛血入りヘジャンクク
スンデは動物の雑肉、内臓、そして血を利用して作る食べ物で、6世紀の中国の著書『斉民要術』に料理法が記録されているそうだ。
韓国には高麗時代末にモンゴル軍が韓半島に入ってきて伝播したものと予想している。
スンデは内臓の中に入れる材料と調理方法が地域によって異なり、北朝鮮の咸鏡道のアバイスンデから忠清道の並川スンデ、京畿道の白岩スンデ、ソウルスンデまで味と種類が多様だが、普通は黒色に春雨が入った基本スンデのことを指す。
外国人は、内臓と血で作った食べ物、黒色という点で、避ける食べ物の1つ。
おはるにおすすめして失敗した食べ物(笑) コシがあっておいしいのに… (´;ω;`)
スンデは粉食店の国民おやつ三銃士 “トック(ポギ)・ティ(ギム)・スン(デ)” のメンバーで、特に学生たちと韓国女性たちの人気おやつで、トッポッキソースと一緒に食べると美味しいが、地域によってはチョジャン、サムジャン、塩、醤油などをつけて食べることもある。
もちろん見た目と材料のせいで食べない人もいて、私も幼い頃には食べられなかった食べ物(笑) スンデを塩だけつけて食べる立場からすると、地方では酢コチュジャンとサムジャンをつけて食べるという話に衝撃を受けたよ(笑)
“トクティスン(떡튀순)” に含まれる人気料理のスンデが好き嫌いが分かれる料理と言われる理由は、おそらく次のような理由からだろう。
ただのスンデは食べるが、一緒に提供される肝臓や肺のような付属物を食べない人の方が多いし、不思議なことにスンデは食べるが、スンデが入ったスンデスープを食べない場合がよくあるのだ。
これはやはりスンデグク特有の香りのせいではないかと推測するが、臭いにおいと表現する人と、それが逆に香ばしくて深い香りと表現する人に意見が分かれる。
最初は白いスープとして出てくるが、テーブルに用意されたアミの塩辛を加えて味を調え、”タデギ(다대기)” と呼ばれる赤いタレを加えて辛く食べたりもする。
付属物が嫌いな私の場合は、スンデスープを食べる時必ずスンデだけくれと要請する。これは韓国ではとても自然な方法だから付属物が嫌いなら「スンデだけ!」と叫ぶよ(笑)
西洋にもスンデと同じように内臓や血を使ったソーセージのような食べ物があったりするが、普通は豚や牛の赤身の部分だけを利用して料理するそうだ。
それに比べて東洋圏や韓国では様々な部位を利用して料理を作るので、様々な嫌悪料理が登場する。ホルモンと豚の皮、牛脂ヘジャンククなどだ。
牛と豚の内臓をきれいに洗ってそのまま焼いて食べるコプチャンは、コシと淡泊さで愛されるメニューだが、これもやはり韓国人にも好き嫌いが大きい料理である。
豚皮の場合、ゼラチンが多いと女性に人気があるが、硬すぎたり気持ち悪くて好き嫌いが多い食べ物だ。
また、血の塊そのものを食べるソンジヘジャンククは、マニアだけが好んで食べる食べ物だと思う。
幼い頃、市場でソンジのビジュアルを見て嘔吐した記憶がある(笑)
ホルモン焼きは食べてみると香ばしいけど、値段が高い理由が分からない。 私ならそのお金でむしろカルビを食べるよ(笑)
さなぎと小さな巻貝、貧しかった思い出
さなぎは昔から高タンパク栄養おやつとして親しまれてきた。しょっぱいながらも噛んだ瞬間にピリッと弾ける食感、それに淡白な味が感じられるさなぎはレシチンも豊富に含まれているそうだ。
食べるものがあまりなかった時代、市場や路上で売っていた庶民の思い出のおやつだ。主にさなぎととても小さな巻貝を一緒に売っていた。
子どもの頃、その前を通ると匂いの誘惑がすごくて、紙コップに入れてくれて爪楊枝で食べていた。
幼い頃はスープでももう少しだけくれとせがんだりもしたが、今は両方とも食べない食べ物(笑)
さなぎは高タンパク質で非常に栄養価の高い食べ物の1つだが、さなぎが蚕の幼虫であることを知ると、韓国人でさえ悩むようになる食べ物だ。
味は香ばしくて甘辛いので、茹でたさなぎを味付けしたり、スープで煮込んでお酒のつまみとして食べたりするが、スーパーで缶詰としても販売するほどで、好きな人はきっといる。
もちろん、当然外国人にとってはビジュアルそのものがホラーなんだけど(笑)
写 真 注 意
写 真 注 意 終 わ り
昔、養蚕(繊維)産業の副産物として生まれたさなぎを、処理する方法を探していたところ、調理して食べ始めたのがさなぎ料理で、私たちが考える野外で歩き回るような幼虫ではない。
思い出の屋台料理でノスタルジアを呼び起こす人たちにはそれでも親しみがあるが、最近の世代には虫や幼虫自体を目撃する機会が多くないから衝撃を受けるしかないだろう(笑)
多分私が中国や東南アジアの市場でとても大きなさなぎを目撃した時の感じだろう(笑)
タッパル(鶏足)と砂肝、そしてプルダックの炒め麺
豚や牛のいろいろな副産物以外に、鶏の副産物もいろいろな料理に利用されている。
その中で代表が”タッパル(닭발)”と”砂屋(모래집)”。鶏足と鶏の砂肝…ㅠㅠ
辛く味付けして炭火の上で焼いたり炒めたりするタッパルは、お酒のつまみと夜食として人気メニューだが、タッパルを丸ごと料理しているため、その形から好き嫌いの強い食べ物の1つだ。
似たようなケースの豚足とは違うのが、豚足は大きな足を茹でてスライスして食べるので、”足”という存在を大きく感じないのに対して、タッパルは “そのまま” の感じだからだ(笑)
形が何かリアルすぎるというかㅠㅠ
最近は専門店もたくさんあるが、元々は主に飲み屋や屋台で販売していた代表酒のつまみの1つだった。
老若男女が楽しむ食べ物で、あまりの辛さに韓国人も涙を流しながら食べていたので、普通はタッパルと一緒に茶碗蒸しやおにぎりを一緒に食べて辛さを中和させるのが基本セット。
最近はチーズをたくさん利用する傾向だよ。
日本でも人気のプルダックポックンミョンの “プルダック” が、鶏肉料理というよりは “プルダックパル(鶏足)” 味のポックンミョンだと思えばいいだろう(笑)
ビニール手袋をはめて鶏足の骨をしっかり嘗めながら食べると、特有のコクのある辛さと骨の間のコシのある食感は、どんな料理にも代えられないという。
その骨の食感が嫌だったり不便な人のために、最近は骨なしタッパルが良く食べられる。
骨なしタッパルは、それでも少しは~その形が分かりにくいので、タッパルを初めて挑戦する方は骨なしタッパルに挑戦してみることをおすすめする(笑)
もちろん個人的にはただチキンとタッカルビ、チムタクがおすすめだよ(笑) 肉の量も多くないのに、なぜあえて苦労して食べなければならないのか分からない。値段ももう安くないしㅠㅠ
韓国の男性が恋愛する時によく食べる食べ物
タッパル(鶏足)は特に韓国の女性が好きなことで有名だが、韓国の男性は概して好き嫌いが多い。
先ほど、むしろタッカルビをお勧めしたように、男性の食事量に比べて量が多くなく、辛くて食べにくいのに形までも嫌悪感があるから。
しかし上の写真の芸能人夫婦のように、韓国の男性もタッパルが好きだと思っている女性がたくさんいる。
理由は以下の1つのランキング表を見れば理解できる。 “男たちが恋愛する時によく食べる食べ物6“。
[コプチャン、トッポッキ、タッパル、パスタ、 マーラータン、フルーツスムージー]
もちろん面白半分でみるランキング表ではあるが、韓国人男性の反応は非常に熱かった。 「本当だ」「私もそうだよ!」、「あ、これだよ~」という反応(笑)
コプチャン(곱창):友達とはサムギョプサルを食べて 彼女とはコプチャンを食べる
トッポッキ(떡볶이) :彼女が憂鬱になったらトッポッキを必ず食べなければならない
タッパル(닭발): 気持ち悪いけど彼女が大好きだから
パスタ(파스타):男同士でパスタ食べたことない
マーラータン(香辛料の強い中華料理) :彼女とじゃなければマーラータン屋には行かない
ブルーベリースムージー:コーヒーの種類を知っているわけでもないし、面倒くさくてスムージーを注文
という韓国の男性たちの証言が続いた(笑)
その他にも、「私の彼女は幸いプルダックは食べなくてよかったです」というコメントより印象的だったのは、「私は辛いものが本当に苦手で一生食べずに暮らしていたのに、彼女に会ったらヨプトクを2週間に1回は食べますね。 おかげさまで、その日とその次の日はトイレで暮らしています」という男の証言ㅠㅠ ※ヨプトク(ヨプトッポギ)…トッポギ屋のチェーン店で辛さが選べる
ある番組のタッパル料理のフレーズのように、タッパルは本当の愛だったのだろうか(笑)
タッパルの他にも鶏の”砂肝(모래집)”も好き嫌いが強い方だ。
もともとは鶏の “똥(ウンコ)=집(家)” と呼ばれていたが、実際、大きな腸や職場を指す言葉ではなく、鶏胃(炊飯器)の俗語だったが、名前のせいでよく勘違いしている食べ物。
噛み応えがある食感が特徴で筋肉を噛む感じ。これは確かに、よく言うコシがないのにごま油のタレ味で食べるとそれなりにいい感じ。
もちろんこの料理も敢えて食べるの? という意見はあるよ(笑)
おまけ★韓国で辛い食べ物を見分ける簡単な方法
最近、韓国の女性は特に辛いものが好きな傾向があって、国民おやつトッポッキの場合も”엽기 떡볶이(ヨプキトッポッキ)”というチェーン店の名前のように猟奇的に辛いトッポッキを好んで食べ、もともと辛かったタッパル(鶏足)も、”火” が追加されてプルタクタッパルになってしまい、今では辛さと強いスパイスが特徴の中国のマーラータンが人気を集めている傾向にある。
ほとんどの日本人は涙を流さずにはいられない刺激的な食べ物(笑)
そのため、辛さを中和させるためにチーズ爆弾を追加するフュージョン料理が誕生している。チーズが入っていない食べ物がないくらい。
ちょっとした豆知識として、韓国の飲食店を訪問した時にメニューや他の人のテーブルに下の写真の飲み物が見えたら、すぐに脱出して~!(笑)
“쿨피스(クルピス)”という名前の桃の”味”飲料だが、すごく甘くて安くて普段は絶対飲まないが、辛いものを扱う食堂には必ずあるメニューだ。
少しヨーグルトの味もして、絶対高級じゃない味だが、その食堂にクルピスが一緒にあれば、君は死を味わうことができるという予告だ(笑)
どうか韓国の辛さからお尻を守ることを願いながら、今日はここで終わりにするよ~!