世界には数多くの食材と料理が存在するけど、国ごとに自然環境が異なり、文化と生活の違いがあるから、食べ物は当然違うしかない。
特に、ある国では使わずに捨てる食材が他の国では好んで食べる食べ物になったりもするけど、このような多様性が私たちが旅行に行った時、新しい食べ物に対する挑戦と異色の食べ物を味わう楽しみだと思う。もちろん試すのも怖い食べ物もあるけど(笑) 今日は特に “韓国で好んで食べる珍しい食べ物” を集めてみたよ。
サンナクチ(산낙지)
韓国のインターネットを熱くしたあるアメリカ人のツイッターの書き込み。
“50万ドル(約6千万円)もらえるなら、一皿全部食べられる?”
そして、韓国コミュニティに書き込まれた印象的なコメントの内容。
“まずごま油から持ってきて”
“焼酎持って行ってもいいですよね?”
“そこはどこですか? 今すぐ飛行機のチケットを購入します!”
“私は生タコアレルギーがあって… 50匹くらい食べると吐いてしまうんだ”
“50万ドルなら鼻で食べろと言われても食べられるんじゃないか(笑)”
このように一つの食べ物に対する国別の違いはものすごい。
特にタコとイカのような軟体動物や触手がついた生命体を、西洋では各種SFドラマや映画で宇宙人と似たような姿で描いているほどだから、東洋と西洋の認識の差は大きい。
その中で外国人、特に欧米人に一番衝撃だった場面が韓国映画『オールドボーイ』の生タコの場面だそうだ。
主人公のチェ·ミンシクが生きたタコ一匹を頭から丸ごと噛んで食べる場面で、多くの欧米人はびっくりしたが、そもそも西洋では乾いたイカすら食べていない文化だからだろう。
主人公がハンマーで人々を殺す場面よりも、生タコの場面の方が残忍で窮屈に感じた欧米人だからか、米国リメイク作品の主人公は生タコを食べずに、眺める場面として処理するほどだった。
アメリカの俳優に生タコを食べさせるには、本当に数十億をあげなければならなかったかもしれない(笑)
韓国のある動物権利保護団体がアンケートした内容によると、韓国人に生タコを食べる場面は、猫に叫んだり、子犬の毛を染めるよりは動物虐待ではないと考える人が多いのを見ると、文化の違いが明らかにある。
もちろん、韓国人だからといってみんな生きたタコが好きなわけではないということも肝に銘じなければならない。幼い頃、私にとっても恐怖の食べ物だったよ(笑)
このような文化の違いの中で数年前におはると対話をしていて急いでマクワウリを買ってきたことを思い出して文を書いてみた。
マクワウリを食べたことないの?!
全世界の中で特に韓国だけで食べる食べ物をいくつか紹介してみるよ。
マクワウリ(참외)
話が出たついでにマクワウリの話からすると、マクワウリは当然みんな食べている果物だと思っていた。
後で知ったんだけど、マクワウリの英語の名前は “KOREAN MELON”(コリアンメロン)
メロンっていう英語の名前から分かるように、スイカのように主に夏に食べる果物だ。
黄色い皮を剥いて硬い食感の白い部分と、柔らかく甘い肉汁が流れる種の部分まで一緒に食べる果物で、韓国では夏の代表的な果物の1つ。
ある日、おはると韓国でカルグクス(うどん)を食べに行って、マクワウリを食べたことがないっていう言葉にびっくりしてマートでマクワウリを買ってきて、食堂のナイフを借りて皮をむいて食べたけど、おはるの反応はあまりよくなかった(笑)
急いで買ってきたものだから、そのマクワウリが特別に味が薄いと言い訳をしたが、無駄だったよ(笑)
味よりは種をそのまま食べるというのが衝撃だった…
あ~!種の部分は韓国人も 食べるvs食べない で議論中だよ。種の部分の甘さがポイントだから私は食べる!それよりはマクワウリの皮をリンゴのように横に切るか、形によって縦に切るか、こういう議論もあるよ(笑)
似たような事例として平昌五輪の時に、カーリングの藤沢選手が、“韓国のイチゴはおいしい”と言ってちょっとした議論になった時期にも、自信を持っておはるに韓国イチゴを勧めたが、たまたま味が良くなくて叱られたことがあったので、おはるの韓国果物に対する誤った認識は私が作ったのかもしれない(笑)
それなりにデパートの果物コーナーバイト出身だったのに全部失敗ㅠㅠ
ちなみにイチゴ元祖論議は、韓国で2000年代初めまでは日本品種イチゴを主に育てたのは事実だが、2005年に韓日間ロイヤリティー交渉が決裂してからは、韓国で改良した新品種のイチゴが主に生産されている。
既存の日本品種イチゴとは大きさと硬さが違うので輸出も非常に多くなっているが、日本もまた新品種を開発して輸出主力商品に育てているため、輸出市場で熾烈に競争中だそうだ。
大事なのは、どんなに新品種でも皆が美味しいわけではなかったってこと(笑)
エゴマの葉(깻잎)
他にも、純粋な韓国人の私の無知によって、おはるにミスした食べ物がゴマの葉だ。韓国人にとってニンニクと一緒にたくさんの料理に基本的に入る材料だから、当然みんな食べる材料だと思った。
主に辛いヤンニョムをしたり醤油ベースのヤンニョムをして温かいご飯にのせて食べれば、家のおかずとして最高の材料だが、韓国だけ食べるということを知ってそれなりに衝撃的だった。
特に、外国人には私が全く食べられない東南アジア料理のトップのような感じだと言われた時は、本当の文化衝撃以上だった。
えー…これ食べられないの?!
エゴマの葉は、チゲや色々な食べ物の副材料としても使われるが、主にエゴマキムチ、ヤムニョンエゴマ、エゴマの漬物などで好んで食べるが、このため最近、韓国の放送でも大きな話題になったことがある。
実は、エゴマの葉のおかずを食べていると、数枚のエゴマの葉が重なっているから、1枚だけ食べるのは不便で、“自分の彼氏や夫が、一緒に食事中の他の女性がエゴマの葉を取ろうとする時、箸で押さえてあげるのが基本マナーなのか、行き過ぎた下心なのか?”と女性が多いコミュニティサイトに書き込まれ、大きな論争があった。
この場面を見ている妻や彼女の気分が悪いのは当然だ vs 思いやりがある褒められるべき行動なのに、なぜ気分が悪くなるのか という論争だった。
むしろマナーの良い彼氏(夫)じゃないかとか、一緒に食事をするくらいならその女性も知っているはずなのに、彼女(妻)がむしろ敏感すぎるんじゃない?という反応まで本当に反応もまちまちだった。
その中で個人的にはBTSメンバーの中で末っ子ジョングクの発言が一番面白かったと記憶している。
反対論理の理由は「エゴマの葉をとってあげたら手をつないで、目があって、そうやって結婚するんだよ~」って。
末っ子なのに考え方が極端すぎる(笑)
もちろん軽く笑って楽しむ正解のない消耗的な論争だったが、色々な有名人までこの論争に参加して各自の意見を展開するほど大きな話題だった。
私の場合も、主に箸でおさえてあげる方だから「あ~こんなことで気分悪くなるかもしれないな」という警戒心はあったと思う(笑)
私はどっちでもいい。特に気にしない(笑)
絶対おはるの意見に従うのが正しいと思う(笑)
次回はこの続きでさらに3つの韓国人だけが食べる食べ物を紹介するね!
お楽しみに♥