こんにちは!今日は韓国の歴史や伝統文化に興味がある方には、ぜひおすすめしたい韓国の本を紹介します!私も愛読しているので自信をもっておすすめします♥
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<문화재사랑(文化財サラン)>とは
<문화재사랑(文化財サラン)>は韓国の文化庁が毎月発行している文化財専門雑誌です。
문화재사랑(文化財サラン)は、文化財といえば難しく堅いという先入観を捨てられるように親しみのあるコンテンツ企画と構成で、特に一般大衆誌でも見られないテーマを特集構成し、専門性、斬新性、面白さを同時に提供しており、多様で有益な文化財関連情報を収録して所蔵資料としても十分な価値があるように制作しました。
韓国文化庁”문화재사랑”の紹介文より
文化庁の説明にもあるように、“文化財”というとどうしても難しくて近寄りがたいイメージがありますが、この本では文化財のことを分かりやすく身近に感じれるような内容になっています。
なので、これから韓国史の勉強を本格的に始めたい方や、もうすでに勉強中の方でも、教科書やインターネット講義だけではない新しい角度から韓国の歴史にアプローチできる本だと思います。
<문화재사랑(文化財サラン)>でどんなことが学べる?おすすめポイント
①韓国の官庁が発行元で信頼できる
これが一番大きいかと思います!歴史の本なので著者によって見解が違ったり、片寄った意見があることもしばしば。しかしこの本は韓国の文化庁が発行元になっているため、信頼できると思います。
②無料で読める!
あとで紹介しますが、この本は誰でも無料でダウンロードすることが出来ます!ちょっと歴史を勉強してみたい、興味があるけど本を買って最後まで読み切れるか自信がない…って方も、無料なので気軽に読むことが出来そうです。全体のページ数は平均して50くらいです。
③韓国語の勉強にもなる!
ALL韓国語の本なので、読むにはある程度の韓国語能力が必要かもしれませんが、歴史や伝統文化がテーマなので、そのテーマにそった韓国語に触れることが出来ます。日本語に訳しても難しい歴史単語や言い回しなどは何回も繰り返し出会うことで身についていくと思います!
決まったジャンルをひたすら韓国語で勉強していくのは、もしそのジャンルに興味があればオススメしたい勉強法♥
④興味があるところだけ読める
本の構成上、雑誌なので自分が興味がある部分だけ読めるもの良いです◎歴史のコラムだったり、昔の道具の説明だったり、だいたい1つのコーナーが2~4ページくらいの分量なので、ちょっとした隙間時間で切りよく読み進められるのも良いです。
⑤写真や資料が多い
雑誌なので、とにかく写真が多いです。そしてその写真がとても綺麗な写真が多くて、文字を読まなくても十分楽しめるのが良いです。王宮の写真や自然の写真、昔のハンボクの写真や上のような絵図や古文書の写真など…文化財専門雑誌だけあって、見ているだけで博物館に来ているような気分になります♥
⑥ドラマや映画に関連する話も!
今、この記事を読んでくださっている皆さんは、もしかしたら韓国の歴史ドラマ好きかもしれませんね☺ そうだったとしたら朗報です(笑)
この本ではたまに、話題になったドラマや映画の歴史を紹介してくれる記事もあるんです。
朝鮮時代のゾンビを描いた『キングダム(킹덤)』(2020)では、世界を魅了した朝鮮の王宮の魅力を紹介されており、『椿の花咲く頃(동백꽃 필 무렵)』(2019)の撮影地となった九龍浦 近代文化歴史の道(구룡포 근대문화역사거리)の植民地時代の話や、『オクニョ 運命の女(옥중화)』(2016)では主人公が“體探人(체탐인)”という役割でしたが、その體探人の歴史や実体について…などなど。
他にも映画『タチャ イカサマ師(타짜)』(2006)や、ドラマ『新米史官ク・ヘリョン(신입사관 구해령)』、『緑豆の花 (녹두꽃)』(2019)など… 作品を観た人はより作品が好きになるし、観てない人は絶対観たくなる解説ばかりです!
『オクニョ 運命の女』に出てくる體探人はスパイのような役割で、あまり他のドラマや本にも出てこないから、私はドラマの中だけの設定だと思っていたけど、本当に存在しているんだって。国境線付近で監視したり忍び込んだりしていたそう。ただ本当に秘密のベールに包まれた存在だったから<朝鮮王朝実録>にも、ちょっとしか書かれていないので、謎は多い…。
⑦付録がついている時もある
たまにはこんな地図まで付録でついています!こちらはソウル・光化門駅にある朝鮮王朝の中心王宮 “景福宮” の地図です。
他には歴史的な建造物や石造物のクラフトがついている時もあります。この3つの文化財は、韓国の歴史を勉強したことがある方なら、ピンときたかもしれません!
可愛くてつい集めたくなっちゃうんだよね。付録が毎回楽しみ♪
<문화재사랑(文化財サラン)>はどこで読めるの?
実は、韓国に住んでいる方は、購読申請手続きすると無料で自宅に届けてくれるサービスまであるんです。
じゃあ日本に住んでる人は読めないの?
日本への配送は残念ながらサービスが利用できませんが、インターネットから雑誌をダウンロードして読むことはできます!もちろん無料です!
私も最近はタブレットにどんどんダウンロードして読んでいるよ~。
ダウンロード方法
①文化庁ホームページ、<문화재사랑>のページへアクセスする
NAVERなどで “문화재사랑” と検索した方が早いです。もしくはこちらをクリック→★(直接ダウンロードページへ飛びます)
②閲覧方法は2通り!
PDFをダウンロードせずにWEB上で閲覧する方法と、PDFをダウンロードして閲覧する方法があります。
(1)WEB上で閲覧
WEB上での閲覧はダウンロードする前にちょっと中身を確認したり、スマホやタブレットなどの容量が気になる場合はオススメです。
“E-book보기(E-bookをみる)” をクリック
すると新しいウィンドウが開き、中身をスライドしながら読むことが出来ます!WEB上の良いところは単語検索機能で、探したい箇所をすぐに見つけることが出来るところです◎
また、“다른호 보기(他の号をみる)” を押せば他の号の中身も見れますよ。
(2)PDFでダウンロードする
PDFでダウンロードする場合は、最初の画面の “PDF보기(PDFをみる)” をクリックしてください。するとダウンロードが始まります。あとはご自身のお好みのPDF閲覧アプリなどでご覧ください。
私は韓国のアプリ “RIDIBOOKS(리디북스)” を使って電子書籍は管理しています!私は使ったことがないので詳しくないですが、GoodNotesなどであればPDFで保存した後に色々書き込めたりするそうなのでとっても便利そうです☺
過去発行分を読む
過去の記事も遡って読むことができます。メインページの右上に選択窓がありますので、クリックをして読みたい号を選んでください。2004年の創刊号から全部読むことが出来ますよ!
今日は韓国の文化財雑誌<문화재사랑>を紹介しました!他にもまだまだ無料でダウンロードできて韓国史の勉強に役立つサイトがあるので次回まとめていきます♪