私が実際に韓国史の勉強で使った・読んだ本の中で、良かったものだけ厳選して紹介します♥今回は “通史編” ということで、先史時代から現代までの歴史を順番に扱った本のみの紹介です!
はじめての方向け
1.【日韓歴史共通教材】日韓交流の歴史 ―先史から現代まで
日韓交流の歴史 日韓歴史共通教材 先史から現代まで/歴史教育研究会/歴史教科書研究会【3000円以上送料無料】 価格:3,080円 |
編集 歴史教育研究会(日本)・歴史教科書研究会(韓国)│明石書籍│2007年
定価\3,080(税込)
この本は私が留学前に買って韓国に持って行った本です。
当時はあまり歴史に詳しくなかったので、日本語で書かれていて易しくて詳しく書かれたこの本はとても重宝しました。
日本と韓国の両国の歴史が、「このころの日本」、「このころの韓国」というように、「同じ時期で両国で何が起きていたのか?」に焦点を当てて解説されているので、それぞれの歴史背景を比較しながら学べます!歴史背景を知っていると、それぞれの時代に起きた出来事もすごく理解しやすいです。
2.一冊でわかる韓国史
価格:1,870円 |
監修 六反田豊│河出書房新社│2021年発行│定価¥1,870(税込)
最近出版されたこちらの本!朝鮮半島の先史時代から文在寅政権までを扱っています。歴史本に出てくる難しい単語を避け、とにかく分かりやすさを重視したという印象を受けました。中身はモノクロ刷りですが、ところどころに可愛いイラストや図、表、日本の状況などを書いたコラムなどもあり、堅苦しくなく読めると思います。
3.韓国の歴史
価格:2,475円 |
監修 李景珉 著者 水野俊平│河出書房新社│2007年・2017年・2021年│定価¥2,475(税込)
私は2007年の初版バージョンを持っていますが、2017年に〈増補改訂版〉が出版され、さらに2021年にも〈増補改訂版〉が出て、ずっとリニューアルされつづけている本です。
初版は金大中政権までですが、2021年のリニューアルされた方では文在寅政権まで増補され、写真や図版、年表もさらに充実した内容になっているようです。
初版は288ぺ―ジで、一番新しいものは324ページになっています。
個人的には、こうやって何回も本の内容が更新されているのは、著者の本に対する熱意も感じられて良いですね^^◎
ちょっと難しめ
4.韓国史 政治文化の視点から
価格:7,040円 |
著者 李成茂・李熙真 │訳者 平木實・中村葉子 │日本評論社│2015│定価¥7,040
政治と聞くと、ちょっと難しそうに感じるかもしれませんし、実際この本も、韓国史を初めて勉強される方にとっては難しい内容ではあるんですが、
歴史は国家を中心に発展してきたので、その統治構造・支配層の変化を追うことで、自然とその他の分野の変化にも理解がしやすくなります。
歴史の出来事の因果関係や影響についても、きちんと書かれているので、理解するためにとても役立ちました!
あると便利
勉強をするときに一緒に開いて参考にしたい!そんな本たちを紹介します!
5.韓国歴史地図
価格:4,180円 |
著者 韓国教員大学歴史教育科│監訳 吉田光男│平凡社│2006年│\4,180
この本は韓国で出版された「アトラス韓国史」という本を日本語翻訳し、出版されたものです。古代から現代までの歴史が、地図と文章、写真紹介などで紹介されています。
歴史を勉強していると地名が沢山出てきますが、そもそもその位置関係が分からないと、難しく感じてしまうものです。この本は、そういったモヤモヤを解決してくれる本で、例えば「壬辰倭乱(文禄の役)」についてのページでは、朝鮮南部の島々の地図が大きく描かれており、いつどんな経路で日本軍、朝鮮軍が戦ったのか、地図上に矢印で表示されています。
6.韓国歴史用語辞典
価格:3,850円 |
著者 イ・ウンソク/ファン・ビョンソク│訳者 三橋広夫 三橋尚子│定価¥3,850(税込) 明石書店│2011年
この本は韓国で出版された中高校生向けの国史用語辞典を、日本語訳して出版されたものです。韓国の中高生が学ぶ歴史の中の人名や地名、役職、事件など875の項目が、五十音順で詳しく解説されています。「司諫院」・「昭格署」などの官庁、「新民会」・「保安会」などの団体、「奴婢按検法」・「世マウル運動」などの政策、「農事直説」、「熱河日記」などの書物… 本当にジャンルを網羅しているので、ちょっと気になった時に近くにあると安心できる1冊だと思います!
7.韓国・朝鮮を知る辞典
【送料無料】 韓国朝鮮を知る事典 / 伊藤亜人 【辞書・辞典】 価格:7,700円 |
監修 伊藤亜人 大村益夫 高崎宗司 武田幸男 吉田光男 梶村秀樹
平凡社 │1987・1999・2014|定価¥7,700
かなりボリュームがあります。”THE辞典” という感じの1冊。
扱っているテーマは ①国家や都市の姿 ②自然と風土 ③歴史 ④言語、信仰・宗教 ⑤日本支配、独立運動 ⑥政治、国際関係 ⑦社会問題、運動、思想 ⑧交通、通信、報道 ⑨学術、教育 ⑩文学・芸術 ⑪生活、風俗 ⑫日本との関係 などなど、項目数はなんと…1,890!
初版の1987年から2度、新訂増補しており、146人の執筆者によって書かれた韓国史に関するほとんどのことがこの1冊で解決するような本。
写真や地図、イラストなども所々盛り込まれており、読んでいて飽きないです!
おすすめ7冊の大きさ・厚さはこちらを参考にしてください。
一番下5はA4サイズです。