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韓国芸能界の話題と事件③ レジェンド記者会見集(5) 韓国芸能界で最悪の噂を乗り越えたカリスマ歌手

韓国の芸能

ペコム
ペコム

いよいよラスボスの登場~(笑) 韓国人に伝説として残っているこの記者会見も、韓国芸能界の “” から始まったよ。芸能人の宿命とはいえ、デマと噂がどこまで発展するのかを示した事件で、最も荒唐無稽で最悪だった噂の主人公が、この状況をどのように抜け出したのかお話するよ。

色んな噂とデマに対する私たちの姿勢について、一度は考えてみるきっかけになればと思う。

おはる
おはる

日本のヤクザまで登場するストーリー!これくらいなら芸能人も本当に大変な職業だね(笑)

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噂に対する私たちの姿勢

大人の喧嘩

「エスパ踏めますよね?」 バン·シヒョク代表のカカオトーク会話を公開中のミン·ヒジン代表
出典:네이버뉴스

HYBE と ADORミン·ヒジン代表の事件が初めて知らされて以降、Newjeansのファンたちはまだ幼いメンバーたちに影響を及ぼさないことだけを望んでいる。 “大人の喧嘩” だけで終わることを願ったのだ。

しかしミン·ヒジン代表は、自分たちが受けた悔しさと差別を主張するために、メンバーの両親やメンバーたちとの対話内容までも公開したが、これは前の記事(リンク)のチョン·ホンジュン代表と比較される行動だ。

 s#arpソ·ジヨンの記者会見(リンク)で勇敢に良心宣言をしたチョン·ホンジュン代表だが、メンバーたちにあからさまに裏切られたとしても、これまでFIFTY FIFTYのメンバーたちに対する恨みや非難は全くしていないんだ。

ペコム
ペコム

私だったら本当に悔しくて恨みそうだけど、FIFTY FIFTYのメンバーの一人が訴訟を取り下げて復帰した時も全てを許して受け入れてあげたㅠㅠ

FIFTY FIFTYのメンバーKinaが復帰後に送った謝罪の手紙
出典:네이버뉴스

Newjeansから始まり、過去の記者会見まで解説している理由がまさにこの部分。HYBE も ADORも、ミン·ヒジン代表もこれからの過程で最も気をつけなければならないこと。

イ・ヨンジャのダイエット記者会見(リンク)の事例のように、国民の知る権利のためにどこまで公開し、どこまで保護すべきか慎重にならなければならないからだ。特にその対象が未成年者であればなおさら。

有名俳優の性犯罪の記事(リンク)に登場した詳細な性関係描写は、それによって国民が無罪立証を理解するのに役に立ったが、情況と行動、発言だけで “世論裁判” になることの危険も私たちはよく知っている。

テレビの中の芸能人は大人のように見えるが、まだ20歳にもなっていない未成年も多いので、大人の対応で見守って判断しなければならないだろう。

ペコム
ペコム

記者会見(リンク)でgodのパク・ジュンヒョンが叫んだ~ 「32歳なら恋愛出来るじゃないですか~」そんな大人の年齢なんだよ(笑)

godのメンバー、パク·ジュンヒョンの記者会見の場面「私、32歳です。ok?」
出典:네이버뉴스

Newjeansの事件はこれからは法的な部分を重点的に調べなければならないので、その背景にある韓国芸能界を先に紹介したよ。

ミン·ヒジン代表の言葉のように、FIFTY FIFTY事件と何が同じで何が違うのかを比較してみれば、彼女がバカなのか裏切り者なのかが分かるのだ。

現在も進行中の HYBE とミン·ヒジン代表の訴訟戦は、単純にはNewjeansというガールズグループの争奪戦に見えるが、

韓国芸能界の人脈と背景からいろんな人物が登場し、これまで韓国芸能界が経てきた韓国だけの文化まで盛り込まれているので、韓国国民が楽しく見守っているところだ。

ペコム
ペコム

韓国人の立場では “総合ギフトセット” みたいで見物する楽しさがある(笑) 最近はミン·ヒジン代表のフェミニズム運動卑下発言と職員セクハラ問題まで登場(笑)

最高と呼ばれる男

1970年代、韓国歌謡界の代表アイコンでありライバルだった歌手ナム·ジン(左)とナ·フナ(右)
出典:네이버뉴스

汚い言葉で罵り、私的な対話内容まで公開のような刺激だらけのミン·ヒジン代表の記者会見だったが、未だに韓国人がレジェンドだと考えている記者会見のラスボスも、私たちが軽く考えている “芸能界の噂” から始まった。

その主人公は韓国歌謡界史上最高の歌手の一人と評価されるナ·フナ나훈아/1947年生まれ)という男性歌手だ。

1970年代の韓国歌謡界を象徴するシンボル、スーパースターで、ヒット曲だけで120曲を超え、発表したアルバムの数だけでも200枚以上、1,200曲以上の自作曲を含む3,000曲ほどの収録曲を誇る、まさに韓国トロット音楽の皇帝と呼ばれる歌手だ。

ペコム
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映画『国際市場で逢いましょう』(2014)で、主人公のユン・ドクス(ファン·ジョンミン)夫婦が市場で、歌手ナム·ジンとナ·フナの中でどっちがハンサムか争う場面があるが、ベトナム派兵の場面で東方神起ユンホの配役が歌手ナム·ジン役だった(笑)

映画国際市場で歌手ナム·ジンの役で出演した東方神起のユンホ(左)
出典:네이버뉴스

このように一時代を風靡した歌手ナ·フナは、年を取っても着実にトップの座を維持していたが、2007年に予定されていたソウルコンサートが突然キャンセルになり、噂は始まった。

ソウル光化門前にある世宗文化会館大劇場での公演がキャンセルになったが、ここはほとんどがクラシックや大型ミュージカルのような純粋な芸術公演が行われる韓国最高の公演場所の一つで、普通の大衆歌謡歌手には貸館が許されないほどの場所だった。

“最高と呼ばれる男” ナ·フナはそのような場所で単独コンサートができるほどの地位だったが、それだけ象徴性のある場所でのコンサートが突然取り消され、色々な裏話が出始めたのだ。

ペコム
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光化門でよく記念写真を撮る世宗大王銅像のすぐ隣にあるあの建物だよ! 韓国で世宗大王や李舜臣(イ・スンシン)将軍の名前が建物の名前に入っていたとしたら、どの程度の地位なのか分かるよね?(笑)

ソウル光化門世宗文化会館大劇場の全景
出典:환경경제신문

韓国芸能界最悪の噂No.1

コンサート中止の理由がアルコール中毒単純な健康上の理由から始まったナ·フナの噂は、有名コメディアンの奥さんとの不倫説に発展して家庭破壊犯になり、

映画『タチャ イカサマ師』(2006)の人気女優キム·ヘスとのスキャンダルで2段階進化をしたが、さらにスキャンダルの相手が当時韓国で人気最絶頂だった女優キム·ソナにまで変わり、3段階の進化を遂げた。

当時は2005年に視聴率50%を突破して国民ドラマとなった『私の名前はキム·サムスン』の人気によって、主演俳優だったヒョンビンとキム·ソナの人気が最絶頂だった時期だ。

ペコム
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人気女優たちと1940年代生まれのおじさんのロマンスだなんて「いくらナ・フナでもこれはちょっと~」と思ったけど(笑) 当時の噂は単なるロマンスじゃなかった(一一”)

映画『タチャ』の俳優キム·ヘス、ドラマ『私の名前はキム·サムスン』の主演俳優ヒョンビン(左)とキム·ソナ(右)
出典:여성조선탑스타뉴스

相手が誰なのか、不倫なのかロマンスなのか関係なく、その噂の結論が問題だったのだが、不倫に怒ったコメディアンの夫がナ・フナを訪ねて彼の性器を切ってしまったということから始まり、

最終的には、“キム·ソナと恋人関係だった日本のヤクザの頭が、ナ·フナの性器を切ってしまった” に変わったからだ。それによってナ・フナは1年近くも何の立場表明も活動もなしに潜伏したということだ(笑)

これを今聞いたら完全に呆れて、「これを信じる?」って思うけど(笑)

『私の名前はキムサムスン』が韓流ドラマとして伝播され日本でも人気があったが、このドラマを見て惚れてしまった日本のヤクザのボスがキム·ソナと秘密の関係にあり、こういう関係を知らなかったナ·フナがキム·ソナと一緒に寝ていて発覚して大騒ぎになったというストーリーだったのだ。

それでナ·フナは手術後、外に出られない状態で海外に逃避したという噂まであった…。

ペコム
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海外滞在の経験があったキム・ソナは英語と日本語も堪能だったけど、日本語が上手な理由もヤクザの頭との恋愛のおかげってことだよね(笑) それなりに起承転結がある(笑)

離婚当時、新聞記事1面の見出し「大韓民国が驚いた」
出典:뉴스크라이브

韓国芸能界で最も衝撃的なニュースだった第1世代アイドルのソテジワアイドゥルと俳優イ·ジアの離婚のニュースは、ソテジの結婚事実を大衆が全く知らなかったからで、

それ以前、ソテジが数年間潜伏生活をしていた時の “ソテジ妊娠説” のニュースはあまりにも呆れて衝撃だったが、今回のナ·フナの話はコンサートのキャンセルから何か具体的な噂だった。

ソテジの時とは違って、韓国のインターネットがものすごく普及した状態だったので、その波及の速度も次元が違っていたのだ。

ペコム
ペコム

あ、ソテジ妊娠説のニュースが衝撃だったのは、男性のソテジが妊娠したというニュースだったからだよ(笑) 恋人や奥さんではなくて(一一”)

歌手ソ·テジ(左)と俳優イ·ジア(右)
出典:네이버뉴스

彼はなぜズボンを脱いだのだろう?

世間は、最初の噂に登場した “グラマー人気女優K” を探すために血眼になり、そのように名指しされた女優がキム·ヘスからキム·ソナに変わったが、

2人の女優の立場もまた困惑するしかなかっただろう。とんでもないデマだと思っていた話が、ある瞬間からほぼ真実のように思われていたからだ。

しかし、実はこの噂を一喝したのはナ·フナ本人だった。

世宗文化会館公演のキャンセル理由から何の釈明もせずに1年近く姿を見せなかったためだったが、結局、2008年1月ナ·フナは記者会見を自ら要望した。

ペコム
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もう治療が終わったから登場するのかな?そもそも一人で歩けるのかな?まで、テレビやマスコミでは相変わらず憶測が飛び交っていたよ(笑)

噂の中の”グラマーkさん”と名指しされた俳優キム·ソナ(左)、歌手ナ·フナ(中)、俳優キム·ヘス(右)
出典:네이버뉴스

記者会見場には700人余りの取材陣が集まるほど大盛況?だったが、歌手のナ·フナはとても堂々とした足取りで登場した。

席に座るやいなや「今日の天気が私の心の中くらい冷えて冷たい」という言葉で口を開いたナ·フナは、これ以上我慢できずに表に出ることになったとし、これまでの怒りを爆発させた。

これからはマスコミが自分の話を聞かなければならない番だとし、何の原稿もメモもなしに1時間も休まず話をしたが、途中で「犬野郎(개새끼)」のような悪口を交えながら激しい反応を見せたナ·フナの姿はまるで怒った虎が吠えているようだった。

当時、現場の記者たちでさえ10~20分で終わると思っていた記者会見が、まるでナ·フナのショーのようで、ものすごい情熱と怒り、カリスマを感じたと評価したほどだ。

ペコム
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60代の年齢にもかかわらず、がっしりとした体格に広い肩、彼の象徴のような白髪のあごひげと後ろで一つ結びにした頭に、力強い声と強烈な目つきまで、当時ナ·フナを知らなかった若い世代さえ萎縮させる堂々としたカリスマそのものだった(笑)

当時、記者会見中のナ·フナの姿
出典:네이버뉴스이코노믹 리뷰

記者たちがペンで私を殺しました」、「私を卓球台でピンポンラリーをしました」などとマスコミに対する攻撃を始めたナ·フナは、噂の始まりとなった公演キャンセルは自身の意志と関係なく公演企画会社側で準備していてキャンセルになったことで、自身は公演自体を知らなかったと明らかにした。

また、コメディアンの奥さんとの不倫説については「もし私が他の男の妻を欲しがったり、家庭を破壊したりしたとすれば犬野郎だ」として強く否定した。

続いてナ·フナは記者会見をすることになった背景について「2人の女性たちが私をここに来させた。私は大丈夫だ。キム・ソナとキム・ヘスの2人の女性については、訂正してほしい」と頼んだ。

また、ヤクザ暴行説の場所とされた釜山にはこの1年間一度も訪問したことがないと突然立ち上がり、ここからの場面がまさにこの日のハイライトであり、レジェンドとして残った瞬間。

ペコム
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急にテーブルの上に立ちあがったナ・フナ(笑)

テーブルの上に立ったナ·フナ
出典:네이버뉴스

テーブルの上に立ったナ·フナは、「これで信じてくれるか」、「私が今から皆さんが望むことを始めます」と大声を張り上げ、

私の下が切られただと? ご希望でしたら5分間お見せします」と言いながらズボンのベルトをほどいた。

緩んだベルトの間から白い下着を見せたあの瞬間は、現場の取材陣も、生放送を見守っていた国民も全く予想できなかった場面で、ライブ中継をしていたあるニュースチャンネルは、急いで中継を中断したほどだ。

もちろん、現場にいたナ·フナのファンの積極的な引き止めによって、これ以上の行動は起こらなかった。

ペコム
ペコム

まあ、結局ズボンは脱いでないんじゃない?と言えるかもしれないけど、彼の登場から発言までの過程を見守った人たちの立場からすると、単なる “見せかけのショー” とは言えない圧倒的なカリスマだった。

ズボンをほどいたナ·フナの姿
出典:네이버뉴스

単純な偽りのパフォーマンスと感じたなら、この場面が今も大韓民国芸能界の代表的な話題に挙げられていないだろう。

ナ·フナは「私は死んでもいい!しかし、イニシャルを挙げて言及した女子後輩のキム・ヘスとキム·ソナは必ず訂正してほしい」と、記者会見を自ら要望した目的を明らかにし、この日の会見を締めくくった。

数十年間、韓国芸能界のスターとして生き残った彼が、なぜ伝説になったのかを示す圧倒的なカリスマと、被害を受けた芸能界の後輩に対する配慮、そして温かい心を持った男前の姿を見せるのに十分な記者会見だった。

ペコム
ペコム

この事件はデマがインターネットとマスコミによってどのように拡大し再生産されるかを如実に示した事例であり、マスコミを含めてその噂を楽しんだ国民皆が “集団観淫症” の疑いから自由ではないだろうㅠㅠ

[오늘 다시보기] 나훈아 기자회견(2008) (2019.01.25/뉴스투데이/MBC)
ナ·フナ記者会見(2008)当時のニュース映像

噂に対する我々の姿勢

若い世代に取って代わられた中年のスターとしてだけ知られていたナ·フナは、この事件を通じて自分がなぜ “最高の男” と呼ばれるのか、最高と呼ばれる “プロ芸能人” は何が違うのかを全身で証明して見せた。

言葉と行いの次元が違った圧倒的な姿を通じて、カリスマという単語が何かを感じたと言うか? その後は誰もナ·フナの名前の前に伝説やレジェンドという単語を使うのに躊躇しなくなった。

ナ·フナはこの事件の後遺症で10年近く活動を中断したがカムバックし、彼の公演はトロット歌手イム·ヨンウンと共に、両親を必ず連れて行くべき公演になった。

韓国でチケッティングが一番大変な公演の一つだったナ·フナの公演は、2024年を最後に引退を宣言して、2025年からは文字通り伝説として残る予定だ。

ペコム
ペコム

自分の両親をナ·フナのコンサートに行かせられなかった数多くの韓国人は、もう永遠に親不孝者になってしまったㅠㅠ

最近のナ・フナのコンサートの様子
出典:네이버뉴스뉴스1

これまで有名な記者会見の事例を通じて、様々なデマと噂があふれる韓国芸能界の熾烈な生存競争について調べてみたが、

実際に何か悪いことをした場合もあるし、悔しい場合もあるし、面白い場合もあるし、良くない結末もあった。

実際、この種のニュースほど気になるものはないが、あまりにも若い青春世代から一家の家長まで、有名人の死去のニュースにあまりにも慣れた時代を生きている。

私たちは消費者であり国民という権利を主張する前に、芸能人も有名人も皆一人の “人間” ということを忘れないでほしい。

「イイネ」や「シェア」ボタンを押すのはとても簡単な世の中になったが、それが集まった時の力が決して小さくないことを私たちは記憶しなければならない。

ペコム
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悪質な書き込みに悩まされて死亡した2人の友人歌手、ソルリ(左)、ク·ハラ(右)
出典:네이버뉴스

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